内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者： ,
出願人/特許権者：
代理人 (1件)：恩田博宣
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-248315
公開番号（公開出願番号）：特開平6-101425
出願日： 1992年09月17日
公開日（公表日）： 1994年04月12日
要約：

【要約】 (修正有)【目的】内燃機関の吸排気用バルブタイミング制御装置において、特別なロック機構を設けることなく回転位相位置を保持すると共に、その回転位相位置を確実な動作で任意に細かく制御する。【構成】カムシャフト2とタイミングプーリ3とをインナヘリカルギヤ5、ヘリカルリングギヤ9及びアウタヘリカルギヤ7により駆動連結する。ヘリカルリングギヤ9に螺合したボルト10先端に一体に設けたプラネタリギヤ11に外接するインナリングギヤ12、内接するアウタリングギヤ13より遊星歯車機構を構成する。各リングギヤ12,13の回転を、油圧式の各クラッチ25,30により選択的に拘束可能とする。従って、各リングギヤ12,13の回転が選択的に拘束されると、プラネタリギヤ11が正・逆に回転され、ボルト10に沿ってヘリカルリングギヤ9が移動され、両ヘリカルギヤ5,7を介してカムシャフト2とタイミングプーリ3との回転位相位置が変換される。

請求項（抜粋）：

内燃機関のシリンダヘッドにて回転可能に支持され、吸排気用バルブを開閉駆動させるカムシャフトと、前記カムシャフトの一端部に相対回転可能に設けられ、前記内燃機関のクランクシャフトに駆動連結されたタイミングプーリと、前記カムシャフトの一端部に固定され、外周にヘリカル歯を有するインナヘリカルギヤと、前記インナヘリカルギヤよりも外側にて前記タイミングプーリに固定され、前記インナヘリカルギヤのヘリカル歯に対向するヘリカル歯を内周に有するアウタヘリカルギヤと、前記インナヘリカルギヤと前記アウタヘリカルギヤとの間に配置され、それら両ヘリカルギヤのヘリカル歯に噛合されるヘリカル歯を外周に有すると共に、端面に雌ねじ穴を有するヘリカルリングギヤと、前記ヘリカルリングギヤの雌ねじ穴に螺合されたボルトと、前記ボルト上に一体に設けられたプラネタリギヤと、前記カムシャフトを中心に回転可能に設けられ、前記プラネタリギヤに外接して噛合されるインナリングギヤと、前記カムシャフトを中心に回転可能に設けられ、前記プラネタリギヤに内接して噛合されるアウタリングギヤと、前記インナリングギヤの回転を拘束するために駆動される第1の回転拘束手段と、前記アウタリングギヤの回転を拘束するために駆動される第2の回転拘束手段とを備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。

前のページに戻る