特許
J-GLOBAL ID:200903001702697850
ディジタル情報再生装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-112733
公開番号(公開出願番号):特開平6-325308
出願日: 1993年05月14日
公開日(公表日): 1994年11月25日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】等化回路5を所定の帯域内を6dB/オクターブで持ち上げ、かつ低域側の位相特性が逆特性の第1及び第2のCR型フィルタ10、20と、帯域外の成分を減衰させるCR型アクティブLPF30で構成し、情報量の異なる複数のディジタル情報信号に対応して、それらのCR型フィルタの時定数を切り換えるようにした。また、クロック再生回路7の中のループ・フィルタ40についても、それを構成するコンデンサのみを切り換えるようにした。【効果】等化回路5は遅延特性が平坦で、かつ所定の帯域内を12dB/オクターブで持ち上げることができるため、急峻な高域強調特性が実現できるだけでなく、帯域の異なる複数のディジタル情報信号に対しても簡単な構成で対応できる。また、ループ・フィルタ40についても、ループ・ゲインは一定のままでループ帯域のみをそれらの信号に対応して切り換えることができる。
請求項(抜粋):
記録媒体に記録されたディジタル情報信号を再生する再生手段と、該再生手段の出力信号をパーシャルレスポンスPR(1,-1)方式の信号となるように等化する等化手段と、該等化手段の出力信号とこれを1ビット遅延させた信号とを加算し、(1+D)の演算を行う演算手段と、該演算手段の出力信号から元のディジタル情報信号を識別、復号する復号手段と、該等化手段の出力信号から該元のディジタル情報信号を識別、復号するためのクロック信号を再生し、該復号手段に該クロック信号を供給するクロック再生手段とを備え、該記録媒体に記録されたディジタル情報信号をパーシャルレスポンス方式を利用して検出するディジタル情報再生装置であって、該等化手段は、比例定数(K)と、第1の時定数(T1)と、該第1の時定数より小さい第2の時定数(T2)と、該第1の時定数と大略等しい第3の時定数(T3)と、該第3の時定数より小さい第4の時定数(T4)とにより、H(S)=K×(1+ST1)/(1+ST2)×(1-ST3)/(1+ST4)なる式で規定された伝達特性(H(S))を有した回路網を備え、該演算手段は、該等化手段の出力信号を1ビット遅延させる遅延手段と、該等化手段の出力信号と該遅延手段の出力信号を加算する加算手段とから成り、該クロック再生手段は、該クロック信号を出力する電圧制御発振手段と、該等化手段の出力信号から該ディジタル情報信号のビット周波数成分を抽出するクロック成分抽出手段と、該電圧制御発振手段の出力信号と該クロック成分抽出手段の出力信号の位相差を検出する位相検波手段と、該位相検波手段の出力信号を受け、該電圧制御発振手段の制御信号を出力するフィルタ手段とからなり、再生された該ディジタル情報信号の帯域幅に応じて、該第1の時定数(T1)、該第2の時定数(T2)、該第3の時定数(T3)、該第4の時定数(T4)、該電圧制御発振手段の発振周波数、該フィルタ手段の時定数、及び該遅延手段の遅延時間を切り換えるようにしたことを特徴とするディジタル情報再生装置。
IPC (4件):
G11B 5/09 321
, G11B 20/14 321
, G11B 20/14 351
, H04N 5/92
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