特許
J-GLOBAL ID:200903001718210145

廃棄物の中和方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西脇 民雄
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-523014
公開番号(公開出願番号):特表平8-511718
出願日: 1994年03月25日
公開日(公表日): 1996年12月10日
要約:
【要約】選択的に、水銀、カドミウム、亜鉛、コバルト、あるいはバリウムなどの環境有害成分から成る廃棄物、例えば、蛍光管などから生じる粉体、家庭ゴミを焼却することによって生じる残渣、などの廃棄物を中和する方法を提供する。上記の廃棄物を、SiO2に富む物質および還元剤と供に、溶融炉に投入する。第1の選択的工程において、上記廃棄物に含まれる重金属および化合物を還元する温度と還元条件のもとで、溶融炉を作動させる。還元された重金属および他の成分は排気ガスと供に溶融炉から取り出され、排気ガスから分離される。第2工程では、第1工程で生じた炉内のスラグの残留成分を酸化させる温度と酸化条件のもとで、溶融炉を作動させる。スラグは、少なくとも漸次、粘性度が低下していく。溶融スラグは炉から流し出されて凝固する。選択的に、ダイ鋳造(ダイカスト)され、かつ/または、水砕され、不活性ガラス化スラグが形成される。
請求項(抜粋):
蛍光管等から得られる粉体、TVモニター等から得られる被膜物、家庭廃棄物の焼却で得られるフライアッシュのような廃棄物焼却残滓、特に水銀、カドミュウム、亜鉛、コバルト、鉛あるいはバリュウムのような環境危険成分を選択的に包含している廃棄物の中和方法において、 前記廃棄物を二酸化珪素に富んだ物質と結合させて還元剤とともに溶融炉に充填し、 第1選択ステップにおいて、還元条件下で、かつ原料中の重金属及び他の化合物の還元ができる温度で前記炉を作動させ、それによって還元された重金属及び他の成分は前記炉から排気ガスとともに取り出されて分離され、 第2ステップにおいて、酸化条件下で、かつ第1ステップから前記炉中にあるスラグ中の残っている元素の酸化ができる温度で前記炉を作動させ、それによって該スラグは少なくとも徐々に低粘度になり、 前記炉からの前記溶融スラグを排出させ、固形化させ、選択的に前記溶融スラグを型に鋳込んだり水中造粒して、不活性なガラス化したスラグに形成することを特徴とする廃棄物の中和方法。
IPC (5件):
B09B 3/00 ,  A62D 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 5/00 ZAB ,  F23G 7/00 ZAB
FI (6件):
B09B 3/00 303 K ,  A62D 3/00 ZAB ,  F23G 7/00 ZAB F ,  B09B 3/00 302 G ,  B09B 5/00 ZAB Z ,  B09B 3/00 ZAB

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