特許
J-GLOBAL ID:200903001727884965

膨張弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三井 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-083600
公開番号(公開出願番号):特開平9-273835
出願日: 1996年04月05日
公開日(公表日): 1997年10月21日
要約:
【要約】【課題】蒸発器から送り出されてくる低圧冷媒に細かい温度変化があっても、安定した動作によって蒸発器に送り込まれる高圧冷媒の量を制御することができ、しかもそれが低圧冷媒の流量に左右されず正確に行われる膨張弁を提供すること。【解決手段】低圧冷媒流路12と感温変位手段32との間の冷媒の流れを制限するための冷媒流制限手段40を設けて、低圧冷媒流路12内を通る低圧冷媒の温度が変位伝達部材33,37を介して感温変位手段32の感温部に熱伝導されるように変位伝達部材33,37を形成すると共に、変位伝達部材33,37の少なくとも一部38a,38bを熱伝導率の低い素材によって形成して、低圧冷媒の温度変化が感温変位手段32の感温部に伝達されるのに要する時間を遅らせるようにした。
請求項(抜粋):
蒸発器に送り込まれる高圧冷媒が通る高圧冷媒流路と、上記高圧冷媒流路を通る冷媒の流量を変化させるための弁機構と、上記蒸発器から送り出されてくる低圧冷媒が通る低圧冷媒流路と、上記低圧冷媒流路内を通る低圧冷媒の温度変化を感知して、内部に封入された飽和蒸気ガスが熱膨張または熱収縮することによって変位する感温変位手段と、上記低圧冷媒流路を横切るように配置されて上記感温変位手段の変位を上記弁機構に伝達するための変位伝達部材とを有する膨張弁において、上記低圧冷媒流路と上記感温変位手段との間の冷媒の流れを制限するための冷媒流制限手段を設けて、上記低圧冷媒流路内を通る低圧冷媒の温度が上記変位伝達部材を介して上記感温変位手段の感温部に熱伝導されるように上記変位伝達部材を形成すると共に、上記変位伝達部材の少なくとも一部分を熱伝導率の低い素材によって形成して、上記低圧冷媒の温度変化が上記感温変位手段の感温部に伝達されるのに要する時間を遅らせるようにしたことを特徴とする膨張弁。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭52-118651

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