特許
J-GLOBAL ID:200903001806667910

高密着性有機無機複合膜及びその形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-176811
公開番号(公開出願番号):特開平11-070364
出願日: 1998年06月24日
公開日(公表日): 1999年03月16日
要約:
【要約】【課題】塗膜表面に無機成分を偏析させることにより、塗膜上に形成される電極配線との高い密着性を有する有機無機複合膜及びその形成方法を提供すること。【解決手段】テトラカルボン酸及びその誘導体と、側鎖に炭素数6〜22の長鎖アルキル基を有しないジアミン(A)及び側鎖に炭素数6〜22の長鎖アルキル基を有するジアミン(B)[(A)/(B)モル比=100/0〜70/30]から形成されるポリイミド及び/又は1種又は2種以上のポリイミド前駆体を有機溶媒に溶解してなる該ポリイミド及び/又は該ポリイミド前駆体樹脂溶液と、金属アルコキシドを有機溶媒中で重合反応させてなるメタロキサンポリマー溶液とからなる有機無機複合塗布溶液を作成し、当該溶液を基材表面に塗布し、それにより得られた塗膜を80〜450°Cで熱硬化させて得られる、塗膜表面に無機成分としてメタロキサンポリマー成分を偏析させた有機無機複合膜及びその形成方法。
請求項(抜粋):
下記一般式(1)【化1】(式中、R1 及びR3 はテトラカルボン酸及びその誘導体を構成する4価の有機基であり、R2 は炭素数6〜22の長鎖アルキル基を有しない2価の有機基であり、R4 は炭素数6〜22の長鎖アルキル基を有する2価の有機基である。L/M=100/0〜70/30)で表される繰り返し単位を有するポリイミド及び/又は下記一般式(2)【化2】(式中、R5 及びR7 はテトラカルボン酸及びその誘導体を構成する4価の有機基であり、R6 は炭素数6〜22の長鎖アルキル基を有しない2価の有機基であり、R8 は炭素数6〜22の長鎖アルキル基を有する2価の有機基である。O/P=100/0〜70/30)で表されるテトラカルボン酸及びその誘導体から選ばれる1種又は2種以上の繰り返し単位を有するポリイミド前駆体を有機溶媒に溶解してなる該ポリイミド及び/又は該ポリイミド前駆体樹脂溶液と、下記一般式(3)【化3】(式中、MはSi、Al、Ti、Zr、In、Sn、Sb、Ba、Nb又はYの元素であり、Zはその元素の原子価である。R9 は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基である。)で表される1種又は2種以上の金属アルコキシドを有機溶媒中で重合反応させてなるメタロキサンポリマー溶液とを、ポリイミド及び/又はポリイミド前駆体樹脂溶液の固形分100重量部に対してメタロキサンポリマーが酸化物換算した固形分で0.5〜100重量部となるように混合して有機無機複合塗布溶液を形成させ、ついで当該溶液を基材表面に塗布して、それにより得られた塗膜を80〜450°Cで熱硬化させることにより得られる、塗膜表面にメタロキサンポリマー成分を偏析させたことを特徴とする高密着性有機無機複合膜。
IPC (8件):
B05D 7/24 302 ,  B05D 7/24 ,  B32B 27/34 ,  C09D179/08 ,  C09D183/02 ,  C09D185/00 ,  C09D183:02 ,  C09D185:00
FI (6件):
B05D 7/24 302 X ,  B05D 7/24 302 Y ,  B32B 27/34 ,  C09D179/08 A ,  C09D183/02 ,  C09D185/00
引用特許:
審査官引用 (8件)
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