特許
J-GLOBAL ID:200903001847515726

撥水性酸化物被膜およびその形成法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂本 栄一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-281193
公開番号(公開出願番号):特開平7-138050
出願日: 1993年11月10日
公開日(公表日): 1995年05月30日
要約:
【要約】【目的】撥水性酸化物被膜のマイクロピット状、凹凸状又は凸状の表層を有する特異なゾルゲル膜でなる下地層薄膜を、機械的強度、耐候性等耐久性に格段に優れるものとし、前記被膜全体も格段に撥水性、耐久性があるものとする。【構成】ガラス基板の表面上に、金属アルコキシド系或いは金属アセチルアセトネート系の化合物を加水分解並びに脱水縮合させたゾル溶液の中から三つ以上選択し、溶剤と混合してコーテイング溶液とし被覆成膜して成る、マイクロピット状、凹凸状又は凸状の表層を有するゾルゲル膜の下地層薄膜上に撥水性薄膜を成膜してなる撥水性酸化物被膜とその成形法において、下地層薄膜用出発原料として、4官能を有する上記化合物を上記の処理をしたゾル溶液Aと、3官能或いは2官能を有する上記化合物を上記した処理をしたゾル溶液Bと、該ゾル溶液AとBと異なる金属の上記化合物を上記の処理をしたゾル溶液Cとを、少なくとも夫々選択し混合する溶液で成膜する。
請求項(抜粋):
ガラス基板の表面上に、金属アルコキシド系化合物あるいは金属アセチルアセトネート系化合物を加水分解ならびに脱水縮合させたゾル溶液の中から三つ以上選択し、該三つ以上選択したゾル溶液を溶剤とともに混合してコーテイング溶液とし、該コーテイング溶液を被膜し、成膜して成る薄膜の表層が、マイクロピット状表層または凹凸状表層あるいは凸状表層であるゾルゲル膜を下地層とし、該下地層膜上に、撥水性薄膜用コーテイング液を塗布、加熱してなる積層薄膜である撥水性酸化物被膜において、前記選択した三つ以上のゾル溶液が、一つは出発原料として4官能を有する金属アルコキシドあるいは金属アセチルアセトネート化合物を用い、加水分解ならびに脱水縮合したゾル溶液Aであり、また一つはゾル溶液Aと同一金属を用いた出発原料として3官能あるいは2官能を有する金属アルコキシドあるいは金属アセチルアセトネート化合物を用い、加水分解ならびに脱水縮合したゾル溶液Bであり、さらに一つはゾル溶液AおよびBとは異種金属の金属アルコキシドあるいは金属アセチルアセトネート化合物を出発原料として加水分解ならびに脱水縮合したゾル溶液Cであって、該ゾル溶液A、BならびにCをそれぞれ少なくとも選択し混合することでなるコーテイング溶液を被膜し成膜してゾルゲル膜で成る前記表層形状の下地層とすることを特徴とする撥水性酸化物被膜。
IPC (4件):
C03C 17/42 ,  B60J 1/00 ,  C03C 17/34 ,  C23C 18/12
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (5件)
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