特許
J-GLOBAL ID:200903001877960848

鋼板の表面のカーボン汚れ分析方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-213455
公開番号(公開出願番号):特開平6-034623
出願日: 1992年07月17日
公開日(公表日): 1994年02月10日
要約:
【要約】【目的】 鋼板の表面のカーボン汚れの要因が、焼鈍によって鋼中に含有する炭素が鋼板表面に析出する内因性要因によるものか、焼鈍によって油分が残留炭化する外因性要因によるものかを判断する【構成】 焼鈍が施こされた被測定鋼板表面に形成されている黒鉛被膜をオージェ電子分光装置のアルゴン剥離機構を用いて剥離し、剥離開始から黒鉛被膜が消失するまでの時間を測定する。一方、比較用鋼板表面に所定量の油を塗油し、次いで被測定鋼板と同一の条件で焼鈍を施こし鋼板表面に形成された黒鉛被膜をアルゴン剥離機構を用いて剥離し、剥離開始から黒鉛被膜が消失するまでの時間を測定する。被測定鋼板と比較用鋼板の測定時間を比較する。被測定鋼板の測定時間のほうが比較用鋼板よりも長いときは内因性要因と判断できる。
請求項(抜粋):
焼鈍が施こされた被測定鋼板表面に形成されている黒鉛被膜を表面微量分析装置のアルゴン剥離機構を用いて剥離し、剥離開始から前記黒鉛被膜が消失するまでの時間を測定し、一方、比較用鋼板表面に所定量の油を塗油し、次いで前記被測定鋼板と同一の条件で焼鈍を施こすことにより鋼板表面に黒鉛被膜を形成し、次いで、前記黒鉛被膜を前記アルゴン剥離機構を用いて剥離し、剥離開始から前記黒鉛被膜が消失するまでの時間を測定し、前記被測定鋼板の測定時間と前記比較用鋼板の測定時間とを比較し、前記被測定鋼板の測定時間が前記比較用鋼板の測定時間よりも長いか否かを判断することにより、前記被測定鋼板の表面の黒鉛被膜が、焼鈍によって鋼中に含有する炭素が鋼板表面に析出する内因性要因によって形成されたか、焼鈍によって油分が残留炭化する外因性要因によって形成されたかを判断することを特徴とする鋼板の表面のカーボン汚れ分析方法。
IPC (3件):
G01N 33/20 ,  G01N 23/227 ,  G01N 30/00 GAD

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