特許

J-GLOBAL ID：200903001884775096

ナトリウム-硫黄電池

発明者： 安藤 孝志 ,  蔵島 吉彦
出願人/特許権者： 日本碍子株式会社
代理人 (1件)： 長谷 照一 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平6-213048
公開番号（公開出願番号）：特開平8-078048
出願日： 1994年09月06日
公開日（公表日）： 1996年03月22日
要約：

【要約】【目的】ナトリウム-硫黄電池の陽極容器を構成する被覆層の内外層間での剥離現象の発生を抑制して、陽極容器の耐腐食性を向上させるとともに、電池容量の低減を抑制する。【構成】陽極容器10aの被覆層を、筒状基体11の内周面に固着する内層12とその内周面に固着する外層13とからなる複層構造に形成するとともに、内層12をコバルト-クロム系合金の溶射層にて形成し、かつ外層13をクロム-鉄系合金の溶射層にて形成すること。

請求項（抜粋）：

アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる有底筒状の基体の内周面に耐腐食性の被覆層を備えた陽極容器と、同陽極容器の内部に配設されたナトリウムイオンを透過可能な有底筒状の固体電解質と、同固体電解質内に収容された金属ナトリウムからなる陰極活物質と、前記固体電解質と前記陽極容器間に収容された硫黄からなる陽極活物質とを備え、加熱状態において充放電動作を行うナトリウム-硫黄電池において、前記陽極容器の被覆層が、前記基体の内周面に固着する内層と同内層の内周面に固着する外層とからなる複層構造に形成されているとともに、前記内層がコバルト-クロム系合金の溶射層にて形成され、かつ前記外層がクロム-鉄系合金の溶射層にて形成されていることを特徴とするナトリウム-硫黄電池。