特許
J-GLOBAL ID:200903001888940296

回転体の速度検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 求馬
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-248999
公開番号(公開出願番号):特開平10-073613
出願日: 1996年08月29日
公開日(公表日): 1998年03月17日
要約:
【要約】【課題】 被測定回転体の回転により発生するパルス信号の非規格要素による検出誤差の補正精度と、装置のコスト低減を両立させることである。【解決手段】 電子制御装置14は、積算手段、記憶手段および平均演算手段を備え、複数のパルス信号よりなるパルス信号列ごとにパルス信号周期が順次、積算され、パルス信号列のすべてのパルス信号周期が積算されると積算値が記憶手段に書き込まれ、記憶手段が常に被測定回転体12の、最新の1回転分の積算値を記憶する。平均演算手段が積算値の合計値よりパルス信号周期の平均値を算出する。かかる構成とすることにより、1回転分のすべてのパルス信号周期を記憶することなく、補正における学習基準値として1回転分におけるパルス信号周期の平均値が得られるようにして補正精度と、コスト低減とを両立させる。
請求項(抜粋):
被測定回転体の1回転に対して連続的に複数個発生するパルス信号における上記被測定回転体の非規格要素による検出誤差を補正係数を用いて補正し、補正したパルス信号に基づき被測定回転体の速度を算出する回転体の速度検出装置であって、上記補正係数を更新する補正係数更新手段を備え、この補正係数更新手段は、上記パルス信号の周期の平均に依存した学習基準値を算出する学習基準値算出手段と、前回算出された補正係数により補正された上記各々のパルス信号周期と上記学習基準値との偏差に依存した値を算出する偏差依存値算出手段と、該偏差依存値算出手段によって算出された偏差依存値と前回算出された補正係数とを加算することにより今回の補正係数を算出する補正係数算出手段とを具備する回転体の速度検出装置において、上記学習基準値算出手段は、所定数の連続するパルス信号よりなるパルス信号列ごとにパルス信号周期を順次、積算する積算手段と、該積算手段においてパルス信号列のすべてのパルス信号周期が積算されると積算値が書き込まれて常に上記被測定回転体の1回転分の、最新の上記積算値が記憶される記憶手段と、該記憶手段に記憶された上記積算値を合計してその合計値よりパルス信号周期の平均値を算出する平均演算手段とを具備し、かつ上記所定数はこれを被測定回転体の1回転のパルス信号の数を2以上の整数で除した除数値としたことを特徴とする回転体の速度検出装置。
IPC (2件):
G01P 3/489 ,  B60C 23/06
FI (2件):
G01P 3/489 D ,  B60C 23/06 A
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開平4-133680
  • 特開昭63-285469

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