特許
J-GLOBAL ID:200903001894684463

車両用空調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-053828
公開番号(公開出願番号):特開平11-245642
出願日: 1998年03月05日
公開日(公表日): 1999年09月14日
要約:
【要約】【課題】バルブレスタイプの車両用空調装置において、安価に冷房能力を向上する。【解決手段】ヒータコア12を空気が下方から上方に導入されるように配置し、さらにエアミックスチャンバー部19をヒータコア12よりも車両右側(冷風通路14側)に配置したため、ヒータコア12からの放射熱(熱気)は、図1中矢印Mで示すように温風通路15の壁部15aに向かって上昇する。そして、温風通路15が下方に向かって湾曲している、つまり壁部15a(内壁部)が上に凸の凸形状となっているため、上昇した熱気は、この部分55(滞留部)で滞留する。このように本例では、ヒータコア12での熱気が、エアミックスチャンバー部19内に入り込まないため、冷房能力を向上できる。 以上のように本例では、バルブレスタイプの空調装置において、空調装置のレイアウトを工夫することで、安価に冷房能力を向上させることができる。
請求項(抜粋):
車室内への空気流路をなす空調ケース(1)と、前記空調ケース(1)内に配置され、空気を冷却する冷却用熱交換器(11)と、前記空調ケース(1)内で、前記冷却用熱交換器(11)の空気下流側に配置され、内部に加熱流体が流れて空気を加熱する加熱用熱交換器(12)と、前記空調ケース(1)内のうち前記加熱用熱交換器(12)が片側に寄って配置されることで形成され、前記冷却用熱交換器(11)を通過した空気が前記加熱用熱交換器(12)をバイパスする冷風通路(14)と、前記空調ケース(1)内で、前記冷風通路(14)と併設され、前記加熱用熱交換器(12)が通過した温風が流れる温風通路(15)と、前記空調ケース(1)内に設けられ、前記冷風通路(14)を流れた冷風と前記温風通路(15)を流れた温風とを混合するエアミックスチャンバー部(19)と、前記冷風と前記温風との混合割合を調整することで、空調風の温度を調整する混合割合調整部材(16)と、前記混合割合調整部材(16)が前記加熱用熱交換器(12)への空気の通過を遮断する最大冷房状態のときでも、前記加熱用熱交換器(12)内に前記加熱流体が流れるようになっている車両用空調装置であって、前記加熱用熱交換器(12)を、下方から上方に向かって空気が導入されるように配置し、前記エアミックスチャンバー部(19)を前記加熱用熱交換器(12)よりも前記冷風通路(14)側に配置し、前記加熱用熱交換器(12)の上方部位に設けられ、前記最大冷房状態のときに、前記加熱用熱交換器(12)から上方に立ち上がる熱気を滞留させる滞留部(55)を有することを特徴とする車両用空調装置。
IPC (3件):
B60H 1/00 102 ,  B60H 1/00 ,  B60H 1/08 611
FI (5件):
B60H 1/00 102 A ,  B60H 1/00 102 C ,  B60H 1/00 102 K ,  B60H 1/00 102 L ,  B60H 1/08 611 A

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