特許
J-GLOBAL ID:200903001897112517

射出成形法によるR-Fe-B系焼結磁石の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-180646
公開番号(公開出願番号):特開平6-168810
出願日: 1993年06月24日
公開日(公表日): 1994年06月14日
要約:
【要約】【目的】 R成分とバインダーとの反応や成形体中に残留する炭素および酸素による磁気特性の劣化を防止し、磁場中での射出成形時に大きな着磁電流を必要とせず、射出成形性を向上させて複雑な形状、特に小型製品のR-Fe-B系焼結異方性磁石が得られる射出成形法によるR-Fe-B系焼結磁石の製造方法の提供。【構成】 従来の射出成形法で一般的に使用されている熱可塑性のバインダーの代わりに、バインダーとしてメチルセルロース及び/又は寒天と水及び少量の滑剤を使用し、さらに平均粒度1〜10μmのR-Fe-B系合金粉末表面を樹脂被覆して水とRとの反応を抑制し、混連後の合金粉末の酸素量を安定化させることにより、射出成形時に金型内でゲル化させて硬化させて所定の形状に成形し、脱バインダー、焼結したR-Fe-B焼結体中の残留酸素量と酸素量を大幅に減少可能で、射出成形時の成形性を向上させ、3次元的に複雑な形状の焼結磁石が得られる。
請求項(抜粋):
R(但しRはYを含む希土類元素のうち少なくとも1種)8原子%〜30原子%、Fe42原子%〜90原子%、B2原子%〜28原子%を主成分とする平均粒度1〜10μmの微粉末の表面に樹脂を被覆し、その後所定温度によりゾル・ゲル反応を起こす有機バインダーとしてメチルセルロース及び/又は寒天と水を加えて混練物となし磁場中で射出成形により成形体となし、該成形体を脱バインダー後に焼結することを特徴とする射出成形法によるR-Fe-B系焼結磁石の製造方法。
IPC (6件):
H01F 1/08 ,  B22F 1/02 ,  B22F 3/02 ,  C22C 33/02 ,  H01F 1/053 ,  H01F 7/02

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