特許
J-GLOBAL ID:200903001914258113

流量応答型炉停止駆動要素及び原子炉構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高 雄次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-022399
公開番号(公開出願番号):特開2004-233210
出願日: 2003年01月30日
公開日(公表日): 2004年08月19日
要約:
【課題】制御棒を磁石で保持し、炉心冷却性能低下事故時等に冷却材が高温になることを利用して、磁石による保持力を低下させ制御棒を落下させる磁石式受動的炉停止機構(SASS)よりも、敏速な作動が可能な流量応答型炉停止駆動要素及びこれを装架した原子炉構造を得る。【解決手段】冷却材流量の低下に即応する入口圧力と出口圧力の差圧により、中性子吸収体を炉心燃料域に相当する位置に自動的に移動したり、或いは中性子反射体を炉心燃料域に相当する位置の外の下方に自動的に移動したりすることのできる流量応答型炉停止駆動要素。この流量応答型炉停止駆動要素を、ガス冷却炉の炉心内における炉心燃料集合体の中に、調整棒集合体と安全棒集合体に囲まれるように一定配列に分散装架した原子炉構造。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
炉心燃料集合体の外管と同じ長さで上端板に炉心出口導圧孔を設けた外管内に、下端板を貫通して上端部まで内管を同心に配設し、内管内には外管の下方に突出する内管下端部の底板から上端部まで炉心入口導圧管を同心に配設し、外管内にて内管の下部に内・外管連通孔を設け、内・外管内に前記炉心入口導圧管の炉心入口圧力と前記炉心出口導圧孔の炉心出口圧力が等しい時、炉心燃料域の上端レベルとなる量の液体金属を装入し、且つ外管内の液体金属に炉心燃料域の範囲にわたる長さで中性子吸収体を装入し、前記炉心入口導圧管の炉心入口圧力が前記炉心出口導圧孔の炉心出口圧力よりも高い時、その差圧により液面が移動し前記中性子吸収体が炉心燃料域よりも上方に位置するように構成したことを特徴とする流量応答型炉停止駆動要素。
IPC (3件):
G21C7/22 ,  G21C7/28 ,  G21C7/32
FI (3件):
G21C7/22 ,  G21C7/28 ,  G21C7/32
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭55-144592
  • 特公昭39-001900
  • 特公昭50-032715
引用文献:
審査官引用 (1件)
  • The Application of a Self-Actuating Shutdown System (SASS) To A Gas-Cooled FAST Reactor

前のページに戻る