特許
J-GLOBAL ID:200903001948512710

路上走行車両用の流体圧制御二系統ブレーキ・システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小沢 慶之輔 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-131186
公開番号(公開出願番号):特開平7-304436
出願日: 1995年05月02日
公開日(公表日): 1995年11月21日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】ノーマル・ブレーキングの間および自動コントロール・ブレーキングの間のいずれにおいても、それによりフロント・アクスルのブレーキ回路内にブレーキ・フルイドを排出することが可能で、このブレーキ・フルイドの量は制御可能である路上車両用の流体圧制御二系統ブレーキ・システムを得る。【構成】再循環の原理で動作するアンチ・ロック・システム、運転力学をコントロールするためのデバイス、および、ブレーキ・ペダルをスレッショルド値より高い速度で操作したときフル・ブレーキングを自動的に開始するためのデバイスを備える、流体圧制御二系統ブレーキ・システム10において、さらに、ペダル・ポジション・センサ21ならびに、フロント・アクスルのブレーキ回路に供給されているブレーキ圧を示す電気出力信号を生成する圧力センサ102を備える。
請求項(抜粋):
再循環の原理で動作するアンチ・ロック・システム、および、1ないし2以上の車輪のブレーキの賦活を自動的、電子的にコントロールすることにより、車両の車輪の縦ならびに横のスリップを、全体として、当該車両の力学的安定性と両立し得るリミット内に維持するという原理で動作する、運転力学をコントロールするためのデバイス(DDC)を始め、ドライバがブレーキ・【外1】キングを自動的に開始するためのデバイスを備えるブレーキ・システムであって、(a) 該ブレーキ・システムは、フロント・アクスルとリア・アクスルのブレーキ回路の分割を有し、ブレーキ圧コントロール・ユニットとして、前記ブレーキ・ペダルにより、ブレーキ・ブースタを介して作動可能となり、かつ、それぞれのブレーキ回路に対して割り当てられた圧力アウトレットを有する、スタティック・マスター・シリンダを備え;(b) 前記アンチ・ロック・システムのブレーキ圧調整バルブの選択的なトリガにより、運転力学コントロール・モードにおいて賦活すべき、1ないし2以上の車輪ブレーキの選択が生じ;(c) 特定の瞬間における前記ブレーキ・ペダルのポジションを示す電気信号であり、特定のコントロール・モードでのコントロール、すなわち、DDCおよび/またはABSのために備わる電子コントロール・ユニットによって、ドライバが希望する、当該車両の減速のための、所望値の情報として処理され得る電気信号を生成する、ペダル・ポジション・センサを備え;(d) 前記フロント・アクスルのブレーキ回路に供給されているブレーキ圧の瞬時値を示す電気信号であり、前記電子コントロール・ユニットによって、ブレーキ圧の実際値の情報として処理され得る電気出力信号を生成する圧力センサを備える、路上車両用の流体圧制御二系統ブレーキ・システムにおいて:(e) 前記ブレーキ圧コントロール・ユニット(17、18)は、ペダル・コントロールによる、そのブレーキ・ブースタ(17)の駆動圧空間(31)への圧力のロード、および、バルブ・コントロールによる、該ブレーキ・ブースタ(17)の該駆動圧空間(31)への圧力のロード、の双方によりブレーキ圧供給モードにコントロールされ得、該バルブ・コントロールによる圧力のロードは、前記電子コントロール・ユニット(22)からの出力信号によって自動的に開始され得るものとし;(f) ブレーキ・システム(10)の前記フロント・アクスルのブレーキ回路(I)に対する、補助的ないしは単独のブレーキ圧の供給のための、バルブ・コントロールにより、補助圧力ソース(94)のアウトレット圧力がロードされ、かつ再度開放され得る、補助シリンダ(59)であって、それにより、ドライバによりコントロールされるノーマルなパート・ブレーキングもしくはフル・ブレーキングの間、ならびに、自動的に開始されコントロールされるパート・ブレーキングもしくはフル・ブレーキングの間のいずれにおいても、ブレーキ・フルイドを、前記ブレーキ圧コントロール・ユニット(17、18)の第1の圧力アウトレット(23)に接続された、前記フロント・アクスルのブレーキ回路内(I)に排出し得るようにする補助シリンダ(59)を備え;(g) 前記補助シリンダ(59)は、増圧シリンダの態様でデザインされ、その最大アウトレット圧力レベルは、運転力学コントロール・モードにおける高い粘性係数の使用に対して充分に高くデザインされているものとし;(h) 前記補助シリンダ(59)により、前記フロント・アクスルのブレーキ回路(I)内に排出可能なブレーキ・フルイドの量は、あらかじめ設定可能な単調相関において、前記ペダル・ポジション・センサ(21)の出力信号と前記圧力センサ(102)の出力信号との比較処理からコントロール可能であることを特徴とする、路上車両用の流体圧制御二系統ブレーキ・システム。

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