特許
J-GLOBAL ID:200903001999622536

グロメット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後呂 和男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-144689
公開番号(公開出願番号):特開平9-329116
出願日: 1996年06月06日
公開日(公表日): 1997年12月22日
要約:
【要約】【課題】 簡単な操作によって、固定部材への固着・解除操作を行うことができるグロメットを提供すること。【解決手段】 雄部材2の外面に仮係止用凹部13、本係止用凹部17、解除用凹部18の三種類の凹部を設ける。仮係止用凹部13と解除用凹部18の深さは深く、本係止用凹部17の深さはこれらよりも浅く設定してある。雄部材2を雌部材3に挿入して係止爪8を仮係止用凹部13に係合しているときは、雌部材3は閉じた状態にあり、被固定部材5側へ挿入可能である。このまま、雄部材2をさらに深く雌部材3へ押し込むと、係止爪8は本係止用凹部17へ係合するため、雌部材3は膨出した状態となって固定部材4と被固定部材5が固着される。雄部材2の上面の溝12をドライバーで回転させると、係止爪8が解除用凹部18へ移動し、雌部材2は閉じた状態に復帰してグロメット1の抜き取りが可能となる。
請求項(抜粋):
雄部材と、この雄部材を受け入れ可能でかつ被取付け部材とこの被取付け部材を固定するための固定部材とを貫通する雌部材とからなるグロメットであって、前記雌部材は、前記被取付け部材と固定部材とに差し込み可能でかつ外向きに膨出変形可能に形成された筒部と、この筒部の上端縁に外向きに張り出して前記被取付け部材を押さえるフランジとを備えて形成される一方、前記雄部材は前記筒部へ挿入可能に形成され、さらに、前記筒部の内面と前記雄部材の外面のいずれか一方には爪部が突出し、他方にはこの爪部が解離可能に係合しかつ相互に深さを異にする凹部がほぼ円周方向に沿って並設され、前記雄部材が前記筒部内に挿通されている状態で、前記爪部が浅い側の凹部に係合しているときには、筒部が膨出変形して前記固定部材に係合可能であり、前記雄部材を雌部材に対して相対的に円周方向に回転操作して前記爪部が深い側の凹部に係合したときには筒部が復帰方向に変形して筒部の抜き取りが可能となっているとともに、前記深い側と浅い側の凹部との間は前記爪部の移動を案内するための案内部によって接続されていることを特徴とするグロメット。

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