特許
J-GLOBAL ID:200903002018212623

乳酸菌の培養物の増殖を阻害し、所望により該細菌細胞を溶解する方法および得られる溶菌培養物の用途

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-529536
公開番号(公開出願番号):特表平10-500013
出願日: 1995年05月12日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】本発明は、乳酸菌培養物の増殖を阻止する方法、または該培養物を含む製品、例えばチーズ製品を提供し、該方法は、乳酸菌の細胞内において、グラム陽性菌のバクテリオファージ、特に乳酸菌のバクテリオファージから得られ得るholinをin situで産生し、該holinをコードする遺伝子は第一調節プロモーターのコントロール下にあり、該holinは、それがある系によって産生される細胞に対して静菌作用を示すことができ、それにより、自己溶菌酵素の自然産生は好ましくは損なわないで、細胞膜に穴をあけることができる。好ましくは、さらに、乳酸菌の細胞内で、乳酸菌またはそのバクテリオファージから得られ得る溶解素がin situ産生され、該溶解素をコードする遺伝子は第二調節プロモーターのコントロール下にあり、それにより、産生される溶解素は、乳酸菌の細胞の溶解を行なう。第二調節プロモーターは第一調節プロモーターと同じであってもよく、holinおよび溶解素をコードする遺伝子は各々、一つのオペロンにおいて、同じ調節プロモーター下におくことができる。好ましくは、プロモーターは、食品等級成分またはパラメーターによって規制することができる。本発明の他の用途としては、溶菌の後に遊離されるペプチダーゼによって変形されるペプチドの混合物の製造、溶菌培養物を有害細菌または病原性細菌に対する殺菌剤として使用することによる、溶菌培養物を含む製品の貯蔵期間の改善が挙げられる。
請求項(抜粋):
グラム陽性菌のバクテリオファージ、特に乳酸菌のバクテリオファージから得られ得るholinを乳酸菌の細胞内でin situ産生することを含み、該holinをコードする遺伝子は第一調節プロモーターのコントロール下にあり、該第一調節プロモーターは、通常は該holin遺伝子と関係なく、該holinは、それがある系によって産生される細胞に対して静菌作用を示すことができ、それにより、自己溶菌酵素の自然産生は好ましくは損なわないで、細胞膜に穴をあけることができる、乳酸菌培養物の増殖を阻止する方法。
IPC (6件):
C12N 15/09 ZNA ,  A23C 19/032 ,  C12N 1/21 ,  C12N 9/14 ,  C12R 1:92 ,  C12R 1:225
FI (4件):
C12N 15/00 ZNA A ,  A23C 19/032 ,  C12N 1/21 ,  C12N 9/14

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