特許
J-GLOBAL ID:200903002081606119

水中送受波器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金倉 喬二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-162502
公開番号(公開出願番号):特開平9-018988
出願日: 1995年06月28日
公開日(公表日): 1997年01月17日
要約:
【要約】【目的】 駆動部にプリストレスを与えた状態で用いる水中送受波器において、水中送受波器のシェルが変形してもプリストレスが変化せず、かつシェルと駆動部との間で効率よく力が伝達されるようにする。【構成】 駆動部2からの力を受けるピストン部6と、このピストン部6が移動できるオイルスペース8とを設け、前記ピストン部6には貫通穴7を設けて、ピストン部6で区切られたオイルスペース8間でオイル9が移動できるようにする。この構造はヘルムホルツ共振系と見なすことができ、水中送受波器の使用条件である高周波数域では、前記貫通穴7のオイル9は移動せず、剛体と見なせる状態となって、駆動部2と楕円シェル1は振動する。これに対して、低周波数域では、貫通穴7のオイル9が移動して、駆動部2と楕円シェル1のどちらか一方の振動は他方には伝達されない。
請求項(抜粋):
駆動部にプリストレスを与えた状態で容器内に収納し、該容器を密封してなる水中送受波器において、前記駆動部を容器に対して移動可能に取り付け、この取り付け部は、駆動部からの力を受けるピストン部と、前記容器側に設けられて前記ピストン部が移動できる空間部とを備え、前記空間部に流体を充填し、かつ、ピストン部で区切られた空間間で流体が移動できる微小な流動空間を前記ピストン部に形成して、前記駆動部あるいは容器が所望の周波数域で振動した場合は前記流動空間の流体が移動せずピストン部と空間部とが一体になって振動して駆動部か容器のどちらか一方の振動が他方に伝達されて振動し、それ以下の周波数域では前記流動空間の流体が移動してどちらか一方の振動が他方に伝達されない構造となっていることを特徴とする水中送受波器。

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