特許
J-GLOBAL ID:200903002093969195

コークス炉の黒煙排出防止方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-098100
公開番号(公開出願番号):特開平8-269457
出願日: 1995年03月30日
公開日(公表日): 1996年10月15日
要約:
【要約】【目的】 コ-クス炉の石炭装入時に黒煙が煙突から発生するのを防止する。【構成】 複数の炭化室1 の両隣に燃焼室が配置され、各炭化室1 から上昇管3、曲管4 を経てヘッダ-管状ドライメイン5 に連結しサクションメイン8 へ連結しているコ-クス炉の炭化室1 への石炭装入作業において、曲管4 とドライメイン5 間の縁切りダンパ-4aを開口し、曲管4 内部に高圧安水スプレ-9 を噴射し、炭化室1 の石炭装入孔2aを開口し、そして、次いで、装入孔が開口し始めた時刻を0とし、時刻0から時刻t<SB>1 </SB>まで圧力調整弁6 の開度を時刻0の開度で保持し、t<SB>1 </SB>からt<SB>2 </SB>まで開度をΔk<SB>1 </SB>だけ増加させ、t<SB>2 </SB>からt<SB>3 </SB>まで開度をΔk<SB>2 </SB>だけ減少させる(但し、Δk<SB>2 </SB><Δk<SB>1 </SB>)ことを含む指令を圧力調整弁6 に発信することにより、ドライメイン5 内の圧力をフィ-ドフォワ-ド制御することからなる。
請求項(抜粋):
複数の炭化室と複数の燃焼室とからなるコ-クス炉団の前記各々の炭化室の両隣に前記各々の燃焼室が配置され、前記炭化室と前記燃焼室との間は耐火煉瓦製壁で仕切られ、前記各々の炭化室は上昇管次いで曲管を経てヘッダ-管状ドライメインに連結し、前記ドライメインはサクションメインへ連結し、前記サクションメインはブロワ-によって吸気され、一方、前記曲管内部には安水噴射ノズルが取り付けられ、前記曲管の出口には縁切りダンパ-が取り付けられ、そして、前記ドライメインと前記サクションメインとを連結する配管ダクトには圧力調整弁が備えられているコ-クス炉の操業における、窯出し後の炭化室への石炭装入作業において、少なくとも下記3つの工程:前記曲管と前記ドライメインと間の前記縁切りダンパ-を開口する工程、前記安水噴射ノズルから高圧安水スプレ-レ-を噴射工程、および、前記炭化室の石炭装入孔を開口する工程を経ることによって前記ドライメイン内部と前記炭化室の外気とが開通し始めた時を時刻0(零)として、時刻0(零)において下記(イ)から(ハ)までの指令:(イ)時刻0から第1の所定時刻t1 まで、前記圧力調整弁の開度を時刻0(零)の時の開度をそのまま保持し、次いで、(ロ)前記第1の所定時刻t1 から第2の所定時刻t2 まで、前記圧力調整弁の開度を第1の所定開度量Δk1 だけ増加させ、そして、次いで、(ハ)前記第2の所定時刻t2 から第3の所定時刻t3 まで、前記圧力調整弁の開度を第2の所定開度量Δk2 だけ減少させること、但し、前記第2の所定開度量Δk2 は、前記第1の所定開度量Δk1 よりも小さいことを含む指令を、前記圧力調整弁に対して発信することにより、ドライメイン内の圧力をフィ-ドフォワ-ド制御することを特徴とするコ-クス炉の黒煙排出防止方法。
IPC (2件):
C10B 27/00 ,  C10B 27/06
FI (2件):
C10B 27/00 Z ,  C10B 27/06 Z

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