特許
J-GLOBAL ID:200903002111169410

微細藻からのエタノール製造プロセス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 内田 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-239846
公開番号(公開出願番号):特開平7-087984
出願日: 1993年09月27日
公開日(公表日): 1995年04月04日
要約:
【要約】【目的】 微細藻が蓄積するデンプンを原料として燃料や化学工業原料等として有用なエタノールを製造するプロセスに関する。【構成】 デンプン含有微細藻を培養し、収穫、濃縮後、暗黒かつ嫌気性雰囲気に保ち、エタノールを製造する方法において、エタノールを分離した後の残存スラリーをメタン発酵させ、得られたメタン及びメタン発酵の残渣を燃焼させてエネルギを回収するとともに炭酸ガスを発生させ、この炭酸ガスをエタノール生成工程で副生する炭酸ガスと合わせて微細藻の培養工程で使用するようにした微細藻からのエタノール製造プロセス。【効果】 系外に排出する有機性廃棄物量を大巾に低減でき、また、培養原料である炭酸ガスの60〜70%を再循環供給できる。
請求項(抜粋):
デンプン含有微細藻を培養し、収穫、濃縮後、暗黒かつ嫌気性雰囲気に保つことにより、エタノールを製造するプロセスであって、次の(a)乃至(h)の工程よりなることを特徴とする微細藻からのエタノール製造プロセス。(a)細胞内にデンプンを蓄積する微細藻を培養する工程、(b)培養した藻体を含む培養液を濃縮し藻体濃縮スラリーを得る工程、(c)前記藻体濃縮スラリーを、pHを6.0〜9.0の範囲に保ちながら暗黒かつ嫌気性雰囲気に保持してエタノールを生成させる工程、(d)生成したエタノールを分離、濃縮する工程、(e)エタノールを分離、濃縮した後の微細藻含有スラリーをメタン発酵させる工程、(f)前記メタン発酵により生成するメタンを含む発酵ガスを燃焼させる工程、(g)前記メタン発酵の残渣を乾燥し、燃焼させる工程、(h)前記(c)、(f)及び(g)の工程で発生する炭酸ガスを微細藻培養工程に返送供給する工程
IPC (2件):
C12P 7/06 ,  C12R 1:89

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