特許

J-GLOBAL ID：200903002123191208

低分子チオール化合物を用いた牛胚の培養法および輸送法

発明者： 永井 卓 ,  岡野 彰 ,  高橋 昌志 ,  假屋 堯由 ,  角川 博哉 ,  平子 ひとみ ,  桑山 正成 ,  浜野 晴三
出願人/特許権者： 農林水産省畜産試験場長 ,  社団法人 家畜改良事業団理事長
代理人 (1件)： 久保田 藤郎
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-023230
公開番号（公開出願番号）：特開平6-209676
出願日： 1993年01月19日
公開日（公表日）： 1994年08月02日
要約：

【要約】【構成】 牛胚を培養するにあたり、低分子チオール化合物を含む培地にて培養することを特徴とする牛胚の培養法並びに牛胚を輸送するにあたり、低分子チオール化合物を含む輸送用液を用いることを特徴とする牛胚の輸送法。【効果】 本発明によれば、牛胚の培養において、低分子チオール化合物を培養液に添加することにより、従来行われていた生体内培養法や培養細胞との共培養法を用いることなく、胚を効率的に胚盤胞にまで発育させることが可能である。また、低分子チオール化合物を輸送用培地に添加することにより、輸送後の胚をほぼ100%の生存性を維持した状態で移植に用いることが可能である。この方法によれば、従来の胚の凍結輸送を行う際に必要であった融解処理施設および生存性判定技術を用いることなく、輸送後直ちに移植が可能となる。

請求項（抜粋）：

牛胚を培養するにあたり、低分子チオール化合物を含む培地にて培養することを特徴とする牛胚の培養法。

引用特許：

審査官引用 (1件)

• 特開昭62-230503