特許
J-GLOBAL ID:200903002152052330

サスペンション予見制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-109960
公開番号(公開出願番号):特開平7-315028
出願日: 1994年05月24日
公開日(公表日): 1995年12月05日
要約:
【要約】【目的】前方路面情報に基づいて制御対象車輪を予見制御する場合に、スタビライザ装着時の乗心地を向上させる。【構成】プレビューセンサ(前方路面情報検出手段)の検出値HDL及びHDRとプレビューセンサ位置における車体上下加速度ZPL′′, ZPR′′に基づいて路面変位量X0L,X0Rを算出して順次シフトレジスタ領域に格納し(ステップS7)、現在の前輪及び後輪の接地路面に対応する路面変位量X0FL 〜X0RR をもとにバウンス,ピッチ,前輪ロール及び後輪ロールの伝達力Xb,Xp,XrF及びXrRを算出し(ステップS10)、これらに(K+Cs)のバウンス制御ゲイン及びピッチ制御ゲインと(K+KSF)+Csの前輪ロール制御ゲイン及び(K+KSR)+Csの後輪ロール制御ゲイン(KSF,KSR:スタビライザバネ定数)を乗算して予見制御力Ub,Up,UrF, UrRを算出し(ステップS11)、これらに基づいて後輪側のアクチュエータを制御する。
請求項(抜粋):
制御対象車輪と車体との間に配設され、制御信号によってそれら間のストロークを制御可能な制御力を発生するアクチュエータを有すると共に、前輪及び後輪の内少なくとも一方に配設された左右輪間の相対的上下動を抑制するスタビライザを有し、前記アクチュエータを前記制御対象車輪より前方の路面情報に基づいて予見制御するようにしたサスペンション予見制御装置において、前記制御対象車輪より前方の路面情報を検出する前方路面情報検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、該車速検出手段の車速検出値に基づいて前記前方路面情報検出手段の前方路面情報から前記制御対象車輪が接地している路面の路面情報を抽出し、当該路面情報に基づいて車体に入力されるバウンス成分、ピッチ成分及びロール成分を個別に演算する揺動成分演算手段と、該揺動成分演算手段のバウンス成分、ピッチ成分及びロール成分をもとにこれらに対応するバウンス制御ゲイン、ピッチ制御ゲイン及びロール制御ゲインで予見制御力を算出し、これに応じた制御信号を前記アクチュエータに出力する予見制御手段とを備え、前記スタビライザを装着した側のアクチュエータに対する前記予見制御手段のロール制御ゲインを他のバウンス制御ゲイン及びピッチ制御ゲインに対して前記スタビライザのロール剛性分大きい値に選定したことを特徴とするサスペンション予見制御装置。

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