特許
J-GLOBAL ID:200903002174145545

加工性及び衝撃特性に優れた超高強度冷延鋼板の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 白川 一一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平2-418478
公開番号(公開出願番号):特開平6-299248
出願日: 1990年12月29日
公開日(公表日): 1994年10月25日
要約:
【要約】【目的】 引張強度が150〜200kgf/mm2 で、微細なマルテンサイト単相組織を有し、加工性及び衝撃特性に優れた超高強度冷延鋼板を製造する方法を提供しようとするものである。【構成】 C,Mn, sol. Al を特定範囲内で含有し、Si, P,Sを特定値以下とすると共にNb, V,Tiの1種または2種以上をその各個および合計で夫々特定範囲内に含有した鋼を熱延し、500〜650°Cで捲取った後冷延し、連続焼鈍でAc3〜〔Ac3+70°C〕に加熱均熱した後急冷し、120〜300°Cで1〜15分間過時効処理する。【効果】 引張強度が150〜200kgf/mm2 で微細なマルテンサイト単相組織を有し、加工性及び衝撃特性に優れた超高強度冷延鋼板が的確に製造される。
請求項(抜粋):
C:0.15〜0.27wt%、Si:1.2wt%以下、Mn:1〜2.5wt%、P:0.020wt%以下、S:0.003wt%以下、 sol.Al:0.01〜0.10wt%を含有し、これに更に、Nb:0.005〜0.030wt%、V:0.01〜0.10wt%、Ti:0.01〜0.10wt%の1種または2種以上を合計で0.005〜0.10wt%の範囲で含有し、残部がFeおよび不可避不純物よりなる鋼を、仕上げ温度Ar3 点以上で熱延し、500〜650°Cで捲取った後、酸洗、冷間圧延し続く連続焼鈍でAc3 〜〔Ac3 +70°C〕に加熱し30秒以上均熱した後噴流水中で室温まで急冷し、120〜300°Cの温度で1〜15分間過時効処理を施し、微細なマルテンサイド単相組織を有する鋼板を得ることを特徴とする引張強度が150〜200kgf /mm2 の加工性及び衝撃特性に優れた超高強度冷延鋼板の製造法。
IPC (4件):
C21D 9/46 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14

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