特許
J-GLOBAL ID:200903002197927281

話速変換方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷 義一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-067250
公開番号(公開出願番号):特開平7-281690
出願日: 1994年04月05日
公開日(公表日): 1995年10月27日
要約:
【要約】【目的】 各有声区間長の違いにより生ずる聴感上の話速変換効果のばらつきを解消する。【構成】 有声区間がある値よりも短いものについては聴感上所望の倍率に対応した話速変換効果が得られるように、その区間長に応じてさらに高い倍率で伸張する。例えば、150msに満たないような短い有声音に対しては、図3に示すような倍率関数g(w)に沿って有声音の長さに対応した伸張倍率を与える、また、一息で発生される区間内で話速を「ゆっくり」から「速く」に変化させるような基準倍率に本発明を適用する場合においては、その区間の開始点から時間450ms以内に出現する上記150ms以下の有声区間について、その出現時刻に関係なく、図3に示すような倍率関数g(w)に沿って有声音の長さに対応した伸張倍率を与える。150msを越える有声音および経過時間が450msを越える場合は従来の伸張倍率f(t)を適用する。
請求項(抜粋):
入力音声の無音区間、無声区間、有声区間を分離し、このうち有声区間を伸張することによって発声の速さ(話速)を声の高さを保ったまま遅くする変換を行う際に、各有声区間の時間長を逐次検出し、各々の有声区間の時間長に一様な値の、あるいは経過時間とともに滑らかに変化する規準倍率を乗ずることにより、その倍率に対応した聴感的な効果を得る話速変換方法であって、変換対象となる有声区間の時間長が所定の長さ以上を有する場合にはその有声区間の出現時刻での規準倍率を乗ずるが、変換対象となる有声区間の時間長が、前記所定の長さに満たない有声区間については、その有声区間の時間長に応じて前記規準倍率に比べてより高い伸張倍率を乗ずることを特徴とする話速変換方法。

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