特許
J-GLOBAL ID:200903002213727409

操舵制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊東 忠彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-272652
公開番号(公開出願番号):特開平7-125643
出願日: 1993年10月29日
公開日(公表日): 1995年05月16日
要約:
【要約】【目的】 本発明はステアリングホイールと前輪操舵用ギヤボックスとを機械的に分離してなるステアバイワイヤ式操舵装置を主構成部とする操舵制御装置に関し、全油圧パワーステアリング装置(全油圧PS)によりフェールセーフ機構を構成することにより設計上の自由度を確保することを目的とする。【構成】 第1及び第2の油圧室28b,28cの差圧に応じてラックバー26を操舵するシリンダ28を設ける。第2切替バルブ22を介してPSバルブ24と全油圧PS34をシリンダ28に連通する。第1切替バルブ20を介してPSバルブ24と全油圧PS34をPSポンプ30に連通する。正常時はPSバルブ24を経由する油圧経路を形勢して、操舵モータ18による操舵制御を行う。異常時には全油圧PS34に油圧経路を切替えてフェールセーフを行う。
請求項(抜粋):
左右の操舵輪に連結するラックバーに固定されたピストンを備え、該ピストンによって仕切られた第1の油圧室又は第2の油圧室に適当な油圧が供給された際に操舵輪を操舵するシリンダと、所定の油圧を発生する油圧供給手段と、前記シリンダの第1の油圧室及び第2の油圧室にそれぞれ連通する第1及び第2の油圧ポートと、前記油圧供給手段より油圧の供給を受ける油圧供給ポートとを備え、作動軸に加えられたトルクの向き及び大きさに応じて、前記油圧供給ポートに供給された油圧を元に、前記第1及び第2の油圧ポートに差圧を発生させる油圧制御弁と、ステアリングシャフトの回転角を検出する操舵角検出手段と、該操舵角検出手段の検出した回転角に基づいて、前記油圧制御弁の作動軸が適当な向きに適当な回転角だけ回転するように該作動軸に対してトルクを与える油圧制御弁駆動手段と、前記シリンダの第1の油圧室及び第2の油圧室にそれぞれ連通する第1及び第2の油圧ポートと、前記油圧供給手段より油圧の供給を受ける油圧供給ポートとを備え、該油圧供給ポートに供給された油圧を元に、前記ステアリングシャフトの回転角に応じた油圧を前記第1又は第2の油圧ポートに発生させる全油圧パワーステアリング装置と、前記油圧供給手段と、前記油圧制御弁の油圧供給ポート及び前記全油圧パワーステアリング装置の油圧供給ポートとの間に介在し、前記油圧制御弁が正常に機能している場合は、前記油圧供給手段と前記油圧制御弁の油圧供給ポートとを導通させ、前記油圧制御弁の機能に異常が生じた場合は、前記油圧供給手段と前記全油圧パワーステアリング装置の油圧供給ポートとを導通させるべく油圧経路の切替えを行う切替え手段とを有することを特徴とする操舵制御装置。

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