特許
J-GLOBAL ID:200903002231638731

原子炉圧力容器およびその内部構造物の保全方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-062416
公開番号(公開出願番号):特開平7-270577
出願日: 1994年03月31日
公開日(公表日): 1995年10月20日
要約:
【要約】【目的】原子力発電プラントの残留応力改善による長寿命化作業をこれらの作業に従事する作業員の被曝低減をも考慮して達成する保全方法を提供することを目的とする。【構成】原子炉圧力容器内に炉水を貯め原子炉ウェルの満水の状態で、炉内構造物を揚上機、および遠隔操作式水中切断装置,専用の工具で取り外し、ウォータージェットを用いて原子炉圧力容器内を除染し、炉心領域を含む範囲を分割構造式の遮蔽体で遮蔽し、炉水をドレンし、作業員が直接炉内に入って復旧作業を行っても問題の無い気中環境を作り、復旧対象箇所にアクセスする手段の一例の専用ゴンドラを用い作業員が直接上記で取り外した夫々の炉内構造物をプラント建設時の記録をもとに製造時と同方法で復旧する。
請求項(抜粋):
原子炉圧力容器内面にシュラウドサポートレグ,シュラウドサポートシリンダを介し、該シュラウドサポートシリンダ上端に円周溶接部により固定され周溶接及び縦溶接により形成された円筒状の炉心シュラウド,該炉心シュラウドに機械的手段にて固定されている炉心支持板および上部格子板,前記炉心シュラウドに溶接にて接合固定されている炉心スプレイスパージャ/配管、および低圧注水配管,前記原子炉圧力容器内面に溶接および機械的手段にて固定されている給水スパージャ,前記シュラウドサポートシリンダの外周側に前記シュラウドサポートシリンダおよび前記原子炉圧力容器の内壁に溶接にて固定されたシュラウドサポートプレートに、溶接にて取り付けられたジェットポンプディフューザ,該ジェットポンプディフューザおよび前記原子炉圧力容器に機械的手段および溶接にて接合固定されたジェットポンプライザおよびジェットポンプミキサ等、前記原子炉圧力容器下鏡に溶接にて接合されたICMハウジングに、溶接にて取り付けられたICM案内管、および該ICM案内管同士を溶接および機械的手段にて固定するICMスタビライザ,前記原子炉圧力容器下鏡に溶接にて取り付けられたCRDスタブチューブ,該CRDスタブチューブに溶接にて取り付けられたCRDハウジング,該CRDハウジングに機械的手段で接合された制御棒(CR)案内管等の炉内構造物において、原子炉炉水を前記原子炉圧力容器内に保持した状態で、前記原子炉圧力容器内の前記炉心シュラウド上に取り付けられた蒸気乾燥器,シュラウドヘッドおよび気水分離器等の機器を順次取り外し、さらに前記炉心シュラウド内の燃料集合体,制御棒(CR)案内管等を取り外し、次に、前記炉心スプレイスパージャ/配管、および低圧注水配管、および給水スパージャ、を機械的手段または熱的手段等により前記炉心シュラウドおよび前記原子炉圧力容器より切断取り外し、次に前記上部格子板を機械的手段または熱的手段等により前記炉心シュラウドより取り外し、次に前記炉心支持板を機械的手段または熱的手段等により前記炉心シュラウドより取り外し、次に前記ICM案内管およびICMスタビライザを機械的手段または熱的手段等により前記ICMハウジングより取り外し、次に前記炉心シュラウドを機械的手段または熱的手段により前記シュラウドサポートシリンダより取り外し、次に前記ジェットポンプライザおよびジェットポンプミキサ等を機械的手段または熱的手段等により前記原子炉圧力容器およびジェットポンプディフューザより取り外し、次に前記ジェットポンプディフューザを前記シュラウドサポートプレートより取り外し、次に前記シュラウドサポートシリンダを機械的手段または熱的手段により前記シュラウドサポートレグおよび前記シュラウドサポートプレートより取り外し、次に前記シュラウドサポートプレートを前記原子炉圧力容器より機械的手段または熱的手段により取り外し、次に前記シュラウドサポートレグを機械的手段または熱的手段により前記原子炉圧力容器より取り外し、その後前記原子炉圧力容器内面を超高速水により除染し、その後前記原子炉圧力容器の炉心領域を含む範囲に遮蔽体を設け、その後前記原子炉圧力容器内の炉水を抜き取り、次に既に取り外したシュラウドサポートレグ,シュラウドサポートシリンダ,シュラウドサポートプレート,炉心シュラウド,炉心支持板,上部格子板,炉心スプレイスパージャ/配管,給水スパージャ,低圧注水配管,ジェットポンプディフューザ,ジェットポンプライザ,ジェットポンプミキサ等、ICM案内管,ICMスタビライザ等炉内各機器をそれぞれ新規製作の物と取り替え、その後前記遮蔽体の取り外しを行うことを特徴とした原子炉圧力容器およびその炉内構造物の保全方法。
IPC (6件):
G21C 19/02 ,  B23K 31/00 ,  C21D 1/30 ,  C21D 9/00 ,  G21C 7/12 ,  G21C 19/20
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭63-036195

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