特許

J-GLOBAL ID：200903002265591033

耐摩耗性に優れたバルブシート用焼結合金の製造方法

発明者： 金子 忠孝 ,  高橋 義孝 ,  岡島 博司 ,  前島 隆 ,  関戸 玲
出願人/特許権者： トヨタ自動車株式会社 ,  日本粉末合金株式会社
代理人 (1件)： 大川 宏
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-194242
公開番号（公開出願番号）：特開平6-033184
出願日： 1992年07月21日
公開日（公表日）： 1994年02月08日
要約：

【要約】【目的】 耐摩耗性に優れたバルブシート用焼結合金の製造方法。【構成】 マトリックスを構成するFe系基地組織にC;0.2〜0.6%、Si;0.6〜1.2%、Cr;4.5〜5.5%、Mo;1.0〜1.5%、V;0.8〜1.2%を含有する鉄基合金粉末60%以上を用いたので、組織が均一化し耐熱性および耐食性を向上させることができた。Fe系基地組織はサブゼロ処理によりマルテンサイト組織またはソルバイト組織としたので、さらに耐熱性および耐食性が向上した。マトリックスを構成するFe系基地組織に、炭素粉末0.3〜1.5%と、Co粉末5〜15%と、Fe、NiまたはCu粉末を0.2〜30%固溶させたので、強度が向上すると共に優れた耐熱性および耐腐食性が得られた。また、FeMo、FeW、FeCr粉末のうち1種または2種以上2.0〜20%を混合したので、耐摩耗性を向上させることができた。

請求項（抜粋）：

重量比で、C;0.2〜0.6%、Si;0.6〜1.2%、Cr;4.5〜5.5%、Mo;1.0〜1.5%、V;0.8〜1.2%を含有し残部がFeおよび不可避不純物からなる鉄基合金粉末60%以上と、炭素粉末0.3〜1.5%と、Co粉末5〜15%と、Fe粉末、Ni粉末、Cu粉末のうち1種または2種以上0.2〜30%と、FeMo、FeW、FeCr粉末のうち1種または2種以上2.0〜20%を混合し、該混合粉を圧縮成形後、焼結し、該焼結体にサブゼロ処理と焼戻し処理を施すことを特徴とする耐摩耗性に優れたバルブシート用鉄基焼結合金の製造方法。

IPC (4件)：

C22C 33/02 ,  B22F 3/24 ,  C22C 38/00 304 ,  F01L 3/02

引用特許：

審査官引用 (4件)

• 特開平3-170644
  
• 特開昭61-179857
  
• 特開昭62-063646
  
• 特開昭57-039104