特許
J-GLOBAL ID:200903002351932412
スイッチング電源回路
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
脇 篤夫
, 鈴木 伸夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-107522
公開番号(公開出願番号):特開2006-288149
出願日: 2005年04月04日
公開日(公表日): 2006年10月19日
要約:
【課題】二次側直列共振回路を備える電圧共振形コンバータの実用化を図る。また、ワイドレンジ対応化を図る。【解決手段】二次巻線N2A,N2Bを巻装し、N2Aに対応して二次側並列共振回路、N2Bに対応して二次側直列共振回路を形成する。絶縁コンバータトランスPITの結合係数k=0.7程度以下として、中間負荷時において、スイッチング素子のオフ期間が終了する以前のタイミングでスイッチング素子に電流が流れる異常動作を解消する。また、これにより、スイッチング周波数制御による定電圧制御特性について急峻な単峰特性として、安定化に必要なスイッチング周波数の制御範囲を縮小する。電力変換効率について良好な特性が得られるようにして、一次側並列共振周波数fo1、二次側並列共振周波数fo2、二次側直列共振周波数fo3の設定を行う。【選択図】図1
請求項1:
直流入力電圧を入力してスイッチングを行うスイッチング素子を備えて形成したスイッチング手段と、
上記スイッチング素子をスイッチング駆動するスイッチング駆動手段と、
少なくとも、上記スイッチング手段のスイッチング動作により得られるスイッチング出力が供給される一次巻線と、該一次巻線に得られたスイッチング出力により交番電圧が誘起される二次巻線として、第1の二次巻線と第2の二次巻線とを巻装して形成される絶縁コンバータトランスと、
少なくとも、上記絶縁コンバータトランスの一次巻線を含む漏洩インダクタンス成分と一次側並列共振コンデンサのキャパシタンスとによって形成されて、上記スイッチング手段の動作を電圧共振形とする一次側並列共振回路と、
上記絶縁コンバータトランスの第1の二次巻線に対して並列となる関係により二次側並列共振コンデンサを接続することで、少なくとも、上記第1の二次巻線を含む漏洩インダクタンス成分と、上記二次側並列共振コンデンサのキャパシタンスとによって形成される二次側並列共振回路と、
上記絶縁コンバータトランスの第2の二次巻線に対して直列となる関係により二次側直列共振コンデンサを接続することで、少なくとも、上記第2の二次巻線を含む漏洩インダクタンス成分と、上記二次側直列共振コンデンサのキャパシタンスとによって形成される二次側直列共振回路と、
上記第1の二次巻線に誘起される交番電圧を入力して整流動作を行って得た整流電流を1組の二次側平滑コンデンサ部に対して充電するとともに、上記第2の二次巻線に誘起される交番電圧を入力して整流動作を行って得た整流電流を上記1組の二次側平滑コンデンサ部に対して充電することで、上記1組の二次側平滑コンデンサ部の両端電圧として二次側直流出力電圧を生成するようにされた二次側直流出力電圧生成手段とを備え、
上記絶縁コンバータトランスは、
中間負荷とされる所定の負荷条件範囲においても適正なゼロ電圧スイッチングが得られるようにして、かつ、上記一次側並列共振回路と上記二次側並列共振回路とを少なくとも有して形成される電磁結合形共振回路について、上記スイッチング周波数を有する周波数信号の入力に対する出力特性が単峰特性となるようにして、疎結合とみなされる所定の一次側と二次側との結合係数を設定し、
所定の負荷条件の下で一定以上の電力変換効率が得られるようにして、少なくとも、上記一次側並列共振回路の共振周波数と、上記二次側並列共振回路の共振周波数と、上記二次側直列共振回路の共振周波数を設定する、
ことを特徴とするスイッチング電源回路。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (14件):
5H730AA14
, 5H730BB43
, 5H730BB57
, 5H730BB72
, 5H730CC01
, 5H730DD04
, 5H730EE02
, 5H730EE07
, 5H730EE59
, 5H730FD01
, 5H730FG01
, 5H730FG07
, 5H730FG26
, 5H730ZZ16
引用特許:
出願人引用 (1件)
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スイッチング電源回路
公報種別:公開公報
出願番号:特願平10-300881
出願人:ソニー株式会社
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