特許
J-GLOBAL ID:200903002387558010

量子情報通信システム、量子情報中継装置、量子情報通信方法およびプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 酒井 宏明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-161443
公開番号(公開出願番号):特開2007-329865
出願日: 2006年06月09日
公開日(公表日): 2007年12月20日
要約:
【課題】量子情報中継を使用した量子情報通信において、量子状態の忠実度を維持しつつ安全性を確保すること。【解決手段】量子情報中継装置100において、EPR対生成ユニット121と、EPR対の一方の光子を隣接するノードに送信する光子送信ユニット126と、隣接するノードとの間で、エンタングルメント交換処理(ES処理)を実行するES実行302と、共有したEPR対の共有先のノードとの間で、エンタングルメント純粋化プロトコル処理(EPP処理)を実行するEPP実行部303とを備え、EPP実行部303は、最後のEPP処理を実行する場合に、最後に実行されたES処理および当該ES処理以前に実行されたES処理で使用された古典通信路、および以前に実行されたEPP処理で使用された古典通信路のうちのいずれか1つ以上と異なる古典通信路を選択する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
送信ノードから受信ノードまでの古典通信路または量子情報通信路に設けられ、前記送信ノードから前記受信ノードへの光子の量子情報通信の際に、もつれ合った光子対であるEPR対を他のノードと共有し、前記EPR対の各光子間の距離を伸張する量子中継を行う複数の量子情報中継装置とを備えた量子情報通信システムであって、 前記量子情報中継装置のそれぞれは、 前記EPR対を生成するEPR対生成手段と、 生成された前記EPR対の一方の光子を隣接するノードの前記量子情報中継装置に送信する光子送信手段と、 隣接するノードの前記量子情報中継装置との間で、前記EPR対を共有するエンタングルメント交換処理を実行するエンタングルメント交換実行手段と、 前記エンタングルメント交換処理によって共有した前記EPR対の共有先のノードの前記量子情報中継装置との間で、前記EPR対の忠実度を回復するための処理であるエンタングルメント純粋化プロトコル処理を実行するエンタングルメント純粋化プロトコル実行手段と、を備え、 前記エンタングルメント純粋化プロトコル実行手段は、前記エンタングルメント純粋化プロトコル処理のうち最後の前記エンタングルメント純粋化プロトコル処理を実行する場合に、最後に実行された前記エンタングルメント交換処理および当該エンタングルメント交換処理以前に実行された前記エンタングルメント交換処理で使用された古典通信路、および以前に実行された前記エンタングルメント純粋化プロトコル処理で使用された古典通信路のうちのいずれか1つ以上と異なる古典通信路を選択することを特徴とする量子情報通信システム。
IPC (5件):
H04L 9/12 ,  H04B 10/04 ,  H04B 10/06 ,  H04B 10/142 ,  H04B 10/152
FI (2件):
H04L9/00 631 ,  H04B9/00 L
Fターム (7件):
5J104AA05 ,  5K102AA53 ,  5K102AA61 ,  5K102AB11 ,  5K102AM01 ,  5K102AM06 ,  5K102RD28

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