特許
J-GLOBAL ID:200903002413468343

フラックス入りワイヤのフラックス充填状態検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 明田 莞
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-080643
公開番号(公開出願番号):特開平10-272595
出願日: 1997年03月31日
公開日(公表日): 1998年10月13日
要約:
【要約】【課題】 ワイヤ成形伸線工程でのワイヤ製造開始時などの被検査ワイヤの走行立ち上がり期間においてもフラックス入りワイヤのフラックス充填状態の良否を確実に検出できること。【解決手段】 直列接続された2辺を被検査ワイヤ用コイル4と基準ワイヤ用コイル5とで構成したブリッジ回路3と、被検査ワイヤ1のワイヤ走行速度検出器18と、ブリッジ回路3の出力信号から、フラックス充填状態検出出力を取り出す一方、速度検出器18の出力に基づいて、フラックス充填率が一定にもかかわらず発生する被検査ワイヤ1の走行自体による前記検出出力の低下分に相当する補正出力を得、この補正出力により補正したフラックス充填状態検出出力を出力する信号処理回路9と、この回路9の出力と比較レベルとを比較して、被検査ワイヤ1のフラックス充填状態の良否を判断する良否判断回路19とを備えている。
請求項(抜粋):
アーク溶接用のフラックス入りワイヤのフラックス充填状態を前記ワイヤを走行させながら電磁誘導現象を利用して検出するフラックス充填状態検出装置において、走行している被検査ワイヤをそのコイル内を通過させる被検査ワイヤ用コイルと、フラックスが適正充填された基準ワイヤを静止させた状態でそのコイル内を通している基準ワイヤ用コイルと、前記被検査ワイヤ用コイルと前記基準ワイヤ用コイルとがブリッジの4辺のうち直列接続された2辺をなし、接地点に対して前記両コイルの接続点を出力端とし、交流電流が流されるブリッジ回路と、被検査ワイヤの走行速度を検出し、その走行速度信号を出力するワイヤ走行速度検出器と、前記ブリッジ回路の出力信号から、前記基準ワイヤ用コイルのインピーダンスとフラックス充填状態によって変化する前記被検査ワイヤ用コイルのインピーダンスとの差に対応したフラックス充填状態検出出力を取り出す一方、前記ワイヤ走行速度検出器の出力に基づいて被検査ワイヤの走行自体による前記フラックス充填状態検出出力の低下分に相当する補正出力を得、この補正出力により補正したフラックス充填状態検出出力を出力する信号処理回路と、前記信号処理回路の出力と予め設定された比較レベルとを比較して、被検査ワイヤのフラックス充填状態の良否を判断する良否判断回路と、を備えたことを特徴とするフラックス入りワイヤのフラックス充填状態検出装置。
IPC (2件):
B23K 35/40 320 ,  G01N 27/72
FI (2件):
B23K 35/40 320 ,  G01N 27/72
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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