特許
J-GLOBAL ID:200903002454672982

超音波ドップラ式対地速度計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 永井 冬紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-068528
公開番号(公開出願番号):特開平5-273347
出願日: 1992年03月26日
公開日(公表日): 1993年10月22日
要約:
【要約】【目的】 反射超音波強度の低い平坦路面域でのパルス欠落により車速演算が不能になっても、反射超音波強度の高い路面域に進入したときには直ちに車速演算を再開できる超音波ドップラ式対地速度計を提供する。【構成】 送波器3から超音波4を路面5に向けて放射し、路面5から乱反射してきた反射超音波を受波器6で受信し、ドップラ効果により反射超音波に生じるドップラシフト周波数を求めて車速を算出するとともに、このドップラシフト周波数を基に、受信される超音波の周波数を常に一定となるよう送信周波数を制御する形式の超音波ドップラ式対地速度計において、パルス欠落判定部13Aが前回と今回の車速値差からパルス欠落の発生を判定したとき、送信周波数掃引制御部13Dを動作させて送信周波数をパルス欠落発生直前の周波数を中心にして所定の振幅変化率および掃引速度で周期的に制御し、これによって車速演算の再開を可能にする。
請求項(抜粋):
車両の前方に向かって、かつ路面に対して斜めに超音波を送出する超音波送信手段と、路面で反射された超音波を受信する超音波受信手段と、送出された超音波と受信された超音波からドップラ信号を取り出すドップラ信号検出手段と、前記ドップラ信号からドップラシフト周波数を算出するドップラシフト周波数算出手段と、前記ドップラシフト周波数から車速を算出する車速演算手段と、前記車速値に基づいて、受信される超音波の周波数が常に一定となるように前記超音波送信手段から送出される超音波の送信周波数を制御する周波数制御手段とを備えた超音波ドップラ式対地速度計において、実車速があるのにもかかわらず、前記車速演算手段が車速ゼロを算出する状態を判定する判定手段と、この判定手段が前記状態を判定したときに、前記超音波送信手段の送信周波数を、その状態判定直前の周波数を中心として所定の振幅変化率および所定の掃引速度で周期的に制御する送信周波数掃引制御手段とを備えたことを特徴とする超音波ドップラ式対地速度計。

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