特許
J-GLOBAL ID:200903002486496698

付加硬化性シリコ-ン接着剤組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-086652
公開番号(公開出願番号):特開平5-112769
出願日: 1992年03月11日
公開日(公表日): 1993年05月07日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】シリコーン組成物を塗布する前に基材の表面に塗布するプライマーを必要としない付加硬化性シリコーン組成物を提供する。【構成】(A)ビニルを含有するポリジオルガノシロキサン組成物、(B)水素で末端停止したポリシロキサンであって(A)中のオレフィン性不飽和基に対する(B)中のケイ素に結合した水素原子のモル比が接着を促進する比となるのに充分な量のポリシロキサン、(C)触媒量の白金含有ヒドロシリル化用触媒、(D)ある種のシリルフマレート、シリルマレエートまたはシリルマレイミド化合物の中から選択された有効量の接着促進剤、(E)約0〜約200部の増量用充填材、ならびに(F)約0〜約50部の強化用充填材からなり、硬化して良好な物理的性質と重ね剪断接着特性を有する接着剤を形成する速硬化型の付加硬化性シリコーン組成物。
請求項(抜粋):
(A)(1)一般式(I) R2 ViSiO(R2 SiO)m (RViSiO)n SiR2 Viを有し、本質的に環状構造を含まずビニルで末端が停止しているポリジオルガノシロキサン[式中、Viはビニル基を示し、Rは炭素原子1〜8個のアルキル基、フェニル基、炭素原子3〜10個のフルオロアルキル基およびこれらの混合物より成る群の中から選択され、「m+n」は25°Cで100〜約100,000センチポイズの粘度を与えるのに充分な数である。また、このポリジオルガノシロキサンのビニル含量は約0.02〜約2.0重量%である]約50〜約100重量部と、(2)R1 3 SiO1/2 単位およびSiO4/2 単位からなり、ベンゼンに可溶性でありビニルを含有する固体の樹脂コポリマ-[ただし、各R1 はビニル基であるかまたは6個までの炭素原子を含有し脂肪族不飽和をもたない一価の炭化水素基であり、R1 3 SiO1/2 単位対SiO4/2 単位の比は約0.5:1〜約1.5:1である。また、この樹脂のビニル含量は約1.5〜約3.5重量%である]約0〜約50重量部とからなる、ビニルを含有するポリジオルガノシロキサン組成物100重量部、(B)平均単位式(II) R2 a Hb SiO(4-a-b)/2 を有する、水素を含有するポリシロキサン[式中、R2 は1〜約10個の炭素原子を有し脂肪族不飽和をもたない一価の炭化水素基またはハロゲン化された一価の炭化水素基であり、「a」は約0から約3までの値であり、「b」は約0から約3までの値であり、「a」+「b」の和は0から3までである。ただし、ケイ素に結合した水素原子は分子当たり少なくとも2個存在する。また、このポリシロキサンは、(B)中のケイ素に結合した水素原子対(A)中のオレフィン性不飽和基のモル比が接着を促進するモル比となるのに充分な量で存在する]、(C)触媒量のヒドロシリル化触媒、(D)(i)一般式【化1】を有するビス[3-(トリメトキシシリル)アルキル]フマレ-ト、(ii)一般式【化2】を有するビス[3-(トリメトキシシリル)アルキル]マレエ-ト、(iii)(i)と(ii)の混合物、(iv)一般式【化3】を有するアリル-[3-(トリメトキシシリル)アルキル]マレエ-ト、(v)一般式【化4】を有するアリル-[3-(トリメトキシシリル)アルキル]フマレ-ト、および(vi)一般式【化5】を有するN-[3-(トリメトキシシリル)アルキル]マレイミド(ただし、上記式中のR3 、R4 およびR5 は各々炭素原子1〜約8個のアルキル基である)より成る群の中から選択された有効量の接着促進剤、(E)増量用充填材約0〜約200重量部、ならびに(F)強化用充填材約0〜約50重量部[ただし、(A)(2)が存在しない場合は(F)が存在しなければならない]からなり、比較的低い温度で硬化して良好な物理的性質および良好な接着特性を有する接着剤を形成することが可能な無溶剤型の付加硬化性シリコ-ン組成物。
IPC (2件):
C09J183/07 JGH ,  C09J183/05 JGG
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開昭61-181863
  • 特開昭56-020032
審査官引用 (1件)
  • 特開昭61-181863

前のページに戻る