特許
J-GLOBAL ID:200903002503844115

低損失酸化物磁性材料の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-188611
公開番号(公開出願番号):特開平6-005411
出願日: 1992年06月22日
公開日(公表日): 1994年01月14日
要約:
【要約】【目的】 電源トランス等に用いられる低損失酸化物磁性材料の電力損失の最小値となる温度を、20°Cから120°Cの間で任意に選択でき、かつ電力損失の最小値を更に小さくする。【構成】 副成分としてSiO2、CaOの他に更にNb2O5及びV2O5を添加したMn-Znフェライトにおいて、焼結過程で焼結保持温度に一定時間保持した後、冷却過程に入り、窒素100%の雰囲気への切替温度から800°Cまでの温度範囲で、60°C/時間以上、550°C/時間以下の冷却速度に制御することにより、電力損失の最小値となる温度を60°Cから120°Cの温度範囲で任意に選択でき、かつ電力損失の最小値自体も更に向上できる。
請求項(抜粋):
主成分として30〜42モル%の一酸化マンガン(MnO)、4〜19モル%の酸化亜鉛(ZnO)、及び残部として酸化第二鉄(Fe2O3)を含み、副成分として0.02〜0.15重量%の酸化カルシウム(CaO)と0.005〜0.10重量%の二酸化ケイ素(SiO2)を含み、更に第二副成分として0.3重量%以下(0を含まず)の五酸化ニオブ(Nb2O5)及び0.2重量%以下(0を含まず)の五酸化バナジウム(V2O5)の内、一種以上を含む酸化物磁性材料において、焼結過程における降温速度を窒素100%の雰囲気への切替温度から800°Cまでの温度範囲内で60°C/時間以上、550°C/時間以下で制御することにより、電力損失PBの最小値となる温度を60°C〜120°Cの範囲で自由に選択が可能で、なおかつ低い電力損失PBが得られることを特徴とする低損失酸化物磁性材料の製造方法。
IPC (3件):
H01F 1/34 ,  C01G 49/00 ,  C04B 35/38

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