特許
J-GLOBAL ID:200903002547483985

リン酸化部位に特異的な免疫学的反応体を生じさせる方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-594838
公開番号(公開出願番号):特表2003-517451
出願日: 2000年01月25日
公開日(公表日): 2003年05月27日
要約:
【要約】本発明は、リン酸化部位に特異的な免疫学的反応体を生じさせる方法を提供する。より具体的には、リン酸化を受けたアミノ酸の代わりにホスホペプチド擬態をポリペプチドの中に組み込む。このポリペプチドを標準的な方法で抗原として用いることで天然にリン酸化を受けたポリペプチドと交差反応するモノクローナルもしくはポリクローナルいずれかの抗体を生じさせる。このホスホペプチド擬態は、好適には、加水分解を起こさない結合をアミノ酸の適切な炭素原子からホスフェート基に至る部分に含む。好適な結合はCF2基である。このような結合を用いてホスホセリンの擬態であるF2Pabを生じさせて、これをp53から誘導したポリペプチド配列の中に組み込むことで、p53の特定リン酸化状態を認識する抗体を生じさせる。CF2基結合を用いて、また、ホスホトレオニンの擬態であるF2Pmbも作成しかつホスホチロシンの擬態であるF2Pmpも作成して、それらの抗体も生じさせる。
請求項(抜粋):
特定のアミノ酸の所がリン酸化を受けているポリペプチドに特異的に結合するポリクローナル抗体を単離する方法であって、a)生理学的に受け入れられる担体に入っているリン酸化アミノ酸残基の擬態を含有するポリペプチドを準備し、b)段階a)の組成物を用いて動物に免疫性を与え、c)段階b)で免疫性を与えた動物から血清または腹水液を集めて調製し、d)前記リン酸化ポリペプチドに特異的な抗体の存在に関して選別を行い、そしてe)必要ならば、前記リン酸化ポリペプチドに特異的な抗体を通常方法で更に豊富にする、ことを含んで成る方法。
IPC (5件):
C07K 1/14 ,  A01K 67/027 ,  C07K 1/113 ,  C07K 16/00 ,  C12P 21/08
FI (5件):
C07K 1/14 ,  A01K 67/027 ,  C07K 1/113 ,  C07K 16/00 ,  C12P 21/08
Fターム (24件):
4B064AG27 ,  4B064CA10 ,  4B064CA20 ,  4B064CC01 ,  4B064CC24 ,  4B064DA13 ,  4H045AA10 ,  4H045AA11 ,  4H045AA20 ,  4H045BA17 ,  4H045BA42 ,  4H045BA50 ,  4H045CA40 ,  4H045DA75 ,  4H045DA76 ,  4H045DA86 ,  4H045EA50 ,  4H045FA34 ,  4H045FA44 ,  4H045FA52 ,  4H045FA71 ,  4H045FA72 ,  4H045GA25 ,  4H045GA26
引用文献:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (3件)

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