特許
J-GLOBAL ID:200903002583833690

変速機のシンクロ機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 松本 昂 ,  伊藤 憲二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-391024
公開番号(公開出願番号):特開2005-155672
出願日: 2003年11月20日
公開日(公表日): 2005年06月16日
要約:
【課題】二段入り現象を低減するとともに、スリーブストローク短縮によるシフト荷重の低減及び省スペース化を図る。【解決手段】変速装置のシンクロ機構であり、シンクロスリーブ8は長さの長い複数の第1スリーブスプライン24と、長さの短い複数の第2スリーブスプライン26を有しておりシンクロスリーブ8をドグギヤ14方向に移動すると、第2スリーブスプライン26に対し、第1スリーブスプライン24が先行して移動する事で、先行する寸法だけスリーブストロークを短縮する事ができるだけではなく、二段入り現象も低減できる。また、シンクロスリーブ8のスライドストロークを短縮する事でシフトレバーのレバー比を大きくとることができ、シフト荷重を低減できる。シフト終了時にドグギヤ14とシンクロスリーブ8の長さの短い第2スリーブスプライン26との間にクリアランスがあるように設定されており、これによりギヤ抜けを防止する事ができる。【選択図】図1
請求項1:
変速機のシンクロ機構であって、 回転軸に固定されその外周に複数のハブスプラインの形成されたシンクロハブと、 その内周に前記ハブスプラインに嵌合する複数の第1及び第2スリーブスプラインを有し、前記シンクロハブに回転不能且つ軸方向摺動可能に取り付けられたシンクロスリーブと、 前記回転軸に相対回転可能に支持された変速ギヤと 該変速ギヤの側面に固定されその外周に複数のドグスプラインが形成されたドグギヤと、 前記シンクロスリーブと前記ドグギヤとの間に設けられその外周に複数のリングスプラインの形成されたシンクロリングと、 前記第1スリーブスプラインの軸方向先端部に形成された、前記ドグスプライン掻き分けのための第1スリーブチャンファと、 前記第2スリーブスプラインの軸方向先端部に形成された、前記シンクロリングと同期させるための第2スリーブチャンファと、 前記ドグスプラインの軸方向先端部に形成された、前記第1スリーブチャンファと当接し得るドグスプラインチャンファと、 前記リングスプラインの軸方向先端部に形成された、前記第2スリーブチャンファと当接し得るリングスプラインチャンファとを具備し、 前記第1スリーブチャンファの先端は前記第2スリーブチャンファの先端よりも前記シンクロリング方向に向けて軸方向に所定距離突出しており、 前記シンクロリングは前記第1スリーブチャンファと係合しない位置で前記第2スリーブチャンファと係合同期し、 変速完了後、前記第2スリーブスプラインと前記ドグスプラインとの間にクリアランスがあるように設定されていることを特徴とする変速機のシンクロ機構。
IPC (1件):
F16D23/06
FI (2件):
F16D23/06 H ,  F16D23/06 C
Fターム (12件):
3J056AA14 ,  3J056BA04 ,  3J056BB15 ,  3J056BE06 ,  3J056BE28 ,  3J056CA03 ,  3J056CB03 ,  3J056CC03 ,  3J056CC42 ,  3J056DA02 ,  3J056GA05 ,  3J056GA12
引用特許:
出願人引用 (8件)
  • 特許第2658539号公報
  • 同期噛合装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-192541   出願人:いすゞ自動車株式会社
  • 変速機のシンクロ機構
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-211388   出願人:日産自動車株式会社
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審査官引用 (4件)
  • 特開平4-277324
  • 回転同期装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-094810   出願人:トヨタ自動車株式会社
  • 変速機のシンクロ機構
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-211388   出願人:日産自動車株式会社
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