特許
J-GLOBAL ID:200903002609393600

スタータのクラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-211653
公開番号(公開出願番号):特開平6-058233
出願日: 1992年08月07日
公開日(公表日): 1994年03月01日
要約:
【要約】【目的】ピニオンギヤ近傍の軸受け面の摩耗を低減して、ピニオンギヤからリングギヤへの良好なトルク伝達を実現したスタータのクラッチを提供する。【構成】ピニオンギヤ45とエンジン側のリングギヤとの非噛合状態において出力軸20の螺旋条溝部23に被さるピニオンインナ42の後部すなわちクラッチインナ47の内周面と螺旋条溝部23との間のクリアランスC1は、ピニオンインナ42前部の軸受け面Fと出力軸20との間のクリアランスC2より狭小に設定される。したがって、クラッチ退動時に出力軸20の振動は、螺旋条溝部23とクラッチインナ47の嵌合部を通じてクラッチ4に伝達され、ピニオンインナ42前部の軸受け面Fと出力軸20との間に嵌合部を通じて伝達されず、ピニオンメタル46の摩耗が減る。
請求項(抜粋):
出力軸に相対回転及び軸方向変位自在に嵌着されるとともに軸受け面が前部内周に形成され後部がクラッチインナとなるピニオンインナと、前記ピニオンインナの前部により駆動されエンジン側のリングギヤを駆動するピニオンギヤと、前部が前記クラッチインナの外側に楔状空間を隔てて嵌着され後部が出力軸外周に形成された螺旋条溝部にヘリカルスプライン嵌合するクラッチアウタと、前記楔状空間に収容され前記クラッチアウタから前記クラッチインナへ一方向にトルクを伝達するロ-ラ及びクラッチスプリングとを備え、退動時に前記クラッチインナが前記出力軸の螺旋条溝部に被さるスタータのクラッチにおいて、前記クラッチインナの内周面と前記出力軸の螺旋条溝部との間のクリアランスは、前記ピニオンインナの前記軸受け面と前記出力軸との間のクリアランスより狭小に設定されることを特徴とするスタ-タ用クラッチ。
IPC (2件):
F02N 15/02 ,  F02N 15/06

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