特許
J-GLOBAL ID:200903002626146463

油圧式ブレーキ倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-332777
公開番号(公開出願番号):特開平5-139281
出願日: 1991年11月22日
公開日(公表日): 1993年06月08日
要約:
【要約】【目的】急制動時、入力側ロッド12の押圧に伴なうピストン5の移動速度が速い場合でも、ブレーキペダルの踏力が大きくなるのを防止する。【構成】非制動時、アキュムレータ30に圧油を溜めておく。急制動時、ピストン5の急な動きに伴なって、入口室8内の油圧が出口室9内の油圧よりも低くなると、差圧弁33が開かれる。これによって、アキュムレータ30内の圧油を入口室8内に送り込み、踏力の増大を防止する。
請求項(抜粋):
圧油供給源と、一端にこの圧油供給源に通じる圧油供給口を、他端に排油口を、それぞれ有するシリンダと、このシリンダの内側に、シリンダの内周面とその外周縁との間の油密保持を図った状態で、シリンダの軸方向に亙る変位自在に嵌装されたピストンと、一端をこのピストンの片面で上記圧油供給口が存在する入口室側に、他端を上記ピストンの他面で上記排油口が存在する出口室側に、それぞれ開口させた通油路と、上記シリンダの一端側の壁を油密に、且つシリンダの軸方向に亙る変位を自在として貫通し、その先端部により上記通油路の一端開口を閉塞自在とした入力側ロッドと、上記シリンダの他端側の壁を油密に、且つシリンダの軸方向に亙る変位を自在として貫通し、その基端部を上記ピストンに結合した出力側ロッドとから成る油圧式ブレーキ倍力装置に於いて、上記圧油供給源と圧油供給口とを結ぶ給油管の途中に設けられ、電気信号に基づいて開閉する開閉弁と、上記給油管の途中で、上記圧油供給源と開閉弁との間部分にその一端を接続した分岐管と、この分岐管の他端に接続されたアキュムレータと、分岐管の途中に設けられ、上記圧油供給源からアキュムレータに向けてのみ圧油を流す逆止弁と、上記アキュムレータと上記入口室とを結ぶ補助配管と、この補助配管の途中に設けられ、上記出口室内の油圧が上記入口室内の油圧よりも高い場合にのみ開放する共に、開放後短時間だけ開放状態を維持して、上記アキュムレータ内の圧油を上記入口室内に導入する差圧弁と、上記アキュムレータ内の油圧を検出する油圧検出器と、上記入力側ロッドが制動状態に向けて変位した事を検出する変位検出器と、この変位検出器と上記油圧検出器との信号を入力し、上記アキュムレータ内の油圧が所定値以下で、且つ上記入力側ロッドが非制動位置にある場合にのみ、上記開閉弁を閉じさせる制御器とを備えた事を特徴とする油圧式ブレーキ倍力装置。

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