特許
J-GLOBAL ID:200903002632493159

自己組織心臓弁の組立ツール

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三枝 英二 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-529146
公開番号(公開出願番号):特表平10-500039
出願日: 1995年05月05日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】生物補てつ心臓弁用の組立ツール(10)が開示されている。ツールは、内側ステント及び拡張可能な外側ステント(5)弁を組立て、拡がった外側ステントを保持するために起立舌片(26)を備えた拡張リング(20)、外側ステントベース(6)を拡張するためにそれに接触するフィンガー(46)を有するエキスパンダー、及び外側ステントのフィンガーを拡げるためのプランジャー(24)を備えている。指標レールを有する組立マンドレルは、拡がった外側ステントヘ内側ステントを挿入する一方、両ステントの正しい回転方向位置を維持する。着脱キャップ(56)は、挿入の間に内側ステントで覆われた組織を擦損から保護する。
請求項(抜粋):
環状ベースと弁の軸に沿って該ベースから延びた複数のポストとを備え、組織(tissue)で覆われた、内側ステント、並びに環状ベースと弁の軸に沿って該ベースから延びた複数のポストとを備え、前記内側ステントに嵌合して前記組織を該内側ステントにクランプする外側ステントを有する生物補てつ心臓弁の組立ツールであって、該組立ツールは、(i)前記ベースに均一的に付与された力が、拡張作業の間に該ベースの応力を分散し、実質上調整ポストの中間点に拡張力を適切に付加するように、前記外側ステントのベースを拡張位置に拡張し、(ii)拡張工程の間に前記ツールに対し外側ステントの正しい整列を維持し、(iii)外側ステントの内側ステントへの嵌合の間に該内側ステントと該外側ステントを正確に回転方向及び軸方向に整列し、(iv)組立工程の間に前記内側ステントを覆う組織を保護し、前記組立ツールは、 外側ステントのベースの内側に係合するための3本の可撓性フィンガーであって、該フィンガーが非拡張位置から拡張位置へ外側ステントを拡張するように動作する際、前記ベースに最初の外方への径方向の力を付与する前記フィンガーを有するエキスパンダーと、 前記拡張位置のベースを維持するための拡張リングであって、該ベースが複数の突出面を有し、該突出面が非拡張位置での外側ステントの半径に実質的に相当する半径の円弧状周囲外形を有し、拡張作業の間に該ベースの応力を均一的に分散するようにした前記拡張リングと、 前記エキスパンダーに挿入可能なプランジャーであって、該プランジャーは先端部と基端部ならびに先部、中央部及び基部の各円筒状部材を有し、該中央部の部材は、前記フィンガーの各々の内面と係合し、該プランジャーが前記エキスパンダーに挿入される際に前記フィンガーを径方向外方へ向かって押し付け、前記先部の円筒状部材は、該プランジャーが該エキスパンダーに挿入される際に該エキスパンダーの前記フィンガーに対して前記中央部の円筒状部材を径方向に整列する前記プランジャーと、 前記プランジャーの基部表面に係合可能な保護キャップであって、該キャップは前記エキスパンダーのフィンガーに係合可能な3つの整列スロットを含み、該キャップはさらに上側フランジを含み、該フランジは該フランジに沿って一定の間隔を隔てて配置された前記外側ステントの前記ポストに係合可能な3つの切り欠きを有し、該切り欠き及び前記整列スロットは、該切り欠きが前記外側ステントに位置合わせされ該整列スロットが前記フィンガーに係合する際に、前記エキスパンダーの該フィンガーに対して前記外側ステントの回転動作を防止するべく協働する前記保護キャップと、 前記外側ステントが拡張位置で前記拡張リングに保持される際に前記内側ステントを前記拡張リングを通して前記外側ステントに挿入するための組立マンドレルであって、該組立マンドレルは前記拡張リングに係合可能な複数の指標レールを含み、該指標レールは前記マンドレルが前記内側ステントを前記外側ステントに挿入するのに使用される際に拡張リング及び前記組立マンドレルの角度関係を固定する前記組立マンドレルと、 前記内側ステントが前記組立マンドレルに配置される際に、該内側ステントで覆われた組織の上方に配置される着脱キャップであって、該着脱キャップは前記内側ステントの外側ステントへの挿入の間に擦損から前記組織を保護する該保護キャップとを備えた前記組立ツール。

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