特許
J-GLOBAL ID:200903002653945190

繊維強化樹脂発泡体の加飾成形方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-310592
公開番号(公開出願番号):特開平11-138565
出願日: 1997年11月12日
公開日(公表日): 1999年05月25日
要約:
【要約】【課題】 繊維強化熱可塑性樹脂発泡体を効率的、かつ、高い品質のもとに加飾成形することのできる方法を提供する。【解決手段】 複数のフィラメントからなる連続繊維が一方向に引き揃えられた層を少なくとも1層有する繊維強化熱可塑性樹脂シートの一表面に加飾を施し、その加飾面には非溶融ないしは高温溶融の合成樹脂フィルムを積層して加飾用複合シートFとし、その複合シートFを中空状体Tに賦形してその内部に発泡性熱可塑性樹脂組成物Hを供給し、その発泡圧により中空状体Tを規制部材26に沿わせて所望断面形状に賦形するとともに、加飾用複合シートFの中空状体Tへの賦形に際しては、中空状体Tの内側面となるシート表面を減圧吸着して規制体22b〜22dに沿わせることで、徐々に中空状体に賦形する。合成樹脂フィルムにより加飾面が保護され、規制体による減圧吸着による賦形により、次段の金型への導入位置を確実なものとし、絵柄等のずれを防止する。
請求項(抜粋):
表面に加飾が施された繊維強化熱可塑性樹脂シートの1枚もしくは複数枚を使用して、加飾面が外側となるように全体として中空状体に連続的に賦形しつつ、その内部に発泡性熱可塑性樹脂組成物を供給し、その発泡圧で中空状体の外周面を規制部材に沿わせることにより断面形状を所望形状に賦形する方法において、上記繊維強化熱可塑性樹脂シートは、複数本のフィラメントからなる連続繊維が一方向に引き揃えられ、かつ、熱可塑性樹脂と一体化されてなる複合層を少なくとも1層含むとともに、そのシートの加飾面には、当該加飾面とは熱融着せず、かつ、当該シートに用いられている熱可塑性樹脂よりも溶融温度が高いか、もしくは溶融しない合成樹脂フィルムを積層して複合シートとし、その複合シートを中空状体に賦形するに際しては、当該シートを加熱して可塑状態とした後、中空状体の内側面となるシート表面を減圧・吸引することにより規制体に押し当てつつ、徐々に中空状体へと賦形すること、を特徴とする繊維強化樹脂発泡体の製造方法。
IPC (5件):
B29C 39/18 ,  B29C 39/20 ,  B29K105:04 ,  B29K105:10 ,  B29L 9:00
FI (2件):
B29C 39/18 ,  B29C 39/20
引用特許:
審査官引用 (2件)

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