特許
J-GLOBAL ID:200903002666213082
摩擦ローラ式変速機
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-092423
公開番号(公開出願番号):特開平10-281250
出願日: 1997年04月10日
公開日(公表日): 1998年10月23日
要約:
【要約】【課題】 ガイドローラ10a、10bがくさび作用を生じる事を防止し、過度な面圧上昇に基づく効率の低下やロックの発生を防止する。【解決手段】 中心ローラ4aの外周面と外輪15aの内周面との間の環状空間23aを、仮想平面40により、第一空間41と第二空間42とに二分割して考える。ウェッジローラ11cを支承する枢軸7bを、この枢軸7bに加わる力の作用方向前方に向かう程幅が狭くなる、第一空間41内に設置する。ガイドローラ10a、10bを支承する枢軸7a、7aを、これら各枢軸7a、7aに加わる力の作用方向前方に向かう程幅が広くなる、第二空間42内に設置する。
請求項(抜粋):
第一の回転軸と、この第一の回転軸の端部にこの第一の回転軸と同心に固定され、外周面を第一の円筒面とした中心ローラと、内周面を第二の円筒面として上記中心ローラの周囲に、この中心ローラに対する相対回転を自在に設けた外輪と、この外輪と同心で一端部をこの外輪に結合固定した第二の回転軸と、上記第一の円筒面と上記第二の円筒面との間の環状空間内に、上記第一の回転軸と平行に配置された3本の枢軸と、これら各枢軸により回転自在に支持され、それぞれの外周面を第三の円筒面とした3個の中間ローラとを備え、上記第一の回転軸の中心と上記第二の回転軸及び外輪の中心とを偏心させる事により、上記環状空間の幅寸法を円周方向に亙って不同にし、上記3個の中間ローラのうちの1個の中間ローラを、少なくとも上記内部空間の円周方向に亙る若干の変位自在に支持してウェッジローラとする共に、残り2個の中間ローラをガイドローラとする事により、上記第一の回転軸及び外輪が所定方向に回転した場合に、上記ウェッジローラとなる1個の中間ローラを、上記環状空間の幅の狭い部分に向け移動自在とした摩擦ローラ式変速機に於いて、上記環状空間をこの環状空間の最も幅が狭くなった部分と最も広くなった部分とを結ぶ仮想平面で第一空間と第二空間とに二分割した場合に、上記ウェッジローラとなる1個の中間ローラを支承する枢軸が、上記中心ローラと外輪との間での動力伝達時に当該枢軸に加わる力の作用方向に関して前方に向かう程幅が狭くなる第一空間内に配置されており、上記ガイドローラとなる2個の中間ローラを支承する枢軸が、上記動力伝達時に当該枢軸に加わる力の作用方向に関して前方に向かう程幅が広くなる第二空間内に配置されている事を特徴とする摩擦ローラ式変速機。
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