特許
J-GLOBAL ID:200903002676027961

非金属成分または部分的に金属成分から凝結された固体の細分化および粉砕方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-319187
公開番号(公開出願番号):特開平9-075769
出願日: 1995年12月07日
公開日(公表日): 1997年03月25日
要約:
【要約】【課題】 衝撃波を用いての電気水力学的粉砕方法を、破砕すべき物体へ格段に高いエネルギを供給することにより、比較的に少ないエネルギ消費で粉砕が達成できるように、改善する。【解決手段】 この新規の方法は固体をその内部に衝撃波を発生することにより爆破させる。このことは、スパーク電圧振幅、この振幅に達するまでの最小時間、固体への多量のエネルギ供給量に関する各種のパラメータ組の維持の下に、はじめて与えられる。
請求項(抜粋):
非金属成分または部分的に金属成分から凝結された固体を粉砕し、電気エネルギ蓄積器を迅速に放電することにより均質の非金属固体を細分化する方法であって、前記固体を非導電性または弱導電性の処理用液体に浸し、前記処理用液体は容器中に収容されており、かつ該処理用液体中では、高電圧電極およびアース電極から成る装置が、該処理用液体と固体から成る混合物の中へ突出しており、前記電極の端部は相互に所定の間隔を有する形式の方法において、高電圧電極の端部とアース電極の端部との相互の間隔lを、パルス印加中の電極端部間の電界強度が10KV/mm<U/l<30KV/mmの値に達するように設定するステップと、放電回路LCの値を、高電圧パルスがスパーク電圧の振幅まで、t≦200nsec以内に立ち上がるように選定し、これにより、液浸された固体の内部における電圧ブレークダウンが液体中における電圧ブレークダウンよりも早期に行われ、さらに電圧およびコンデンサ容量により定められる放電のエネルギ量が、放電間隔lとの関係で、12J/mm<1/2*CU<SP>2</SP>/l<40J/mmの範囲において変化し、固体中の放電区間に沿った、ジュール熱によるエネルギ入力結合によって、前記放電区間から出てゆく衝撃波および、次に液体への境界層において部分的に反射される衝撃波を前記固体中に発生されるステップと、後者の衝撃波により固体を内部から破裂(爆破)させて断片へ分解するステップと、液体中の付加的な放電により同じく衝撃波を発生させるステップと、該衝撃波を、容器壁面で反射された衝撃波と共に付加的に、液体中に浸された固体へ圧縮的(電気水力学的)に作用させるステップと、コンデンサ蓄積器を、所定の時間間隔後に新たに充電させ、再び電極を介して放電させるステップと、この過程を、前記固体が所望の粒子の大きさに達した比較的に小さな断片に分解されるまで反復するステップと、該断片をふるいにより反応容器の中に落下させるかまたは液体沈殿分類により取り出すステップとを有することを特徴とする、非金属成分または部分的に金属成分から凝結された固体の細分化および粉砕方法。

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