特許
J-GLOBAL ID:200903002684287212

疲労強度の優れた構造用鋼溶接継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-068814
公開番号(公開出願番号):特開平7-171679
出願日: 1994年04月06日
公開日(公表日): 1995年07月11日
要約:
【要約】【目的】 本発明は溶接金属と溶接熱影響部の硬度差を小さくして、溶接金属側のみでの塑性変形の集中を防ぐことにより疲労強度を高めた溶接継手を安定して供給する。【構成】 溶接止端部の表面下0.5mm以内の位置で、溶融境界から溶接金属側に1mmの範囲のビッカース硬度の平均値と、溶接溶融境界から溶接熱影響部粗粒域側に1mmの範囲の最高硬度の差を15以下とすることにより疲労強度を向上できる。さらに、構造用鋼および溶接金属において、C,Si,Mn,Alの他にP,Cu,Ni,Mo,Nb,V,Ti,Bの1種または2種以上を規定範囲で添加することにより、さらに疲労強度の向上した溶接継手を得ることが可能である。【効果】 疲労破壊が問題となる鋼構造物での使用に際し、設計・施工で特別な配慮を必要とせず高い疲労強度を得ることが可能であり、工業的にその効果は大きい。
請求項(抜粋):
溶接止端部の表面下0.5mm以内の位置で、溶融境界から溶接金属側に1mmの範囲において、JIS Z2244に準拠して測定されたビッカース硬度の平均値と、溶接溶融境界から溶接熱影響部粗粒域側に1mmの範囲において同様に測定された最高硬度の差が、15以下であることを特徴とする疲労強度の優れた構造用鋼溶接継手。
IPC (4件):
B23K 9/00 501 ,  C21D 9/50 101 ,  C22C 38/00 301 ,  E04B 1/38

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