特許
J-GLOBAL ID:200903002686080240

鉛ダンパ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久門 知 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-188353
公開番号(公開出願番号):特開平6-033632
出願日: 1992年07月15日
公開日(公表日): 1994年02月08日
要約:
【要約】【目的】 鉛への引張力の作用を回避してこれにせん断応力を負担させ、その保有するエネルギー吸収能力を発揮させる。【構成】 ブロック状の鉛1と、鉛1の周面11を全成に亘って包囲する管状の拘束管2と、鉛1を両端面12,12から挟み込み、各端面12,12に固定され、一方が拘束管2に一体化し、他方が拘束管2から絶縁されて互いに回転可能な2枚の固定プレート31,32とから構成され、鉛1が拘束管2と2枚の固定プレート31,32によって3軸方向から体積変化に対して拘束されることにより亀裂の発生に対して安定し、構造物の振動時に相対回転変位する部材に各固定プレート31,32が接続し、固定プレート31,32が相対回転変形することにより鉛1が捩りモーメントを受け、せん断応力を負担することによりそのエネルギー吸収能力によって構造物の振動エネルギーを吸収するものである。
請求項1:
構造物の振動時に互いに相対回転変位を生ずる構造部材間,または非構造部材間、もしくはその両者間に跨って設置され、両部材間の相対変位時に振動エネルギーを吸収する鉛ダンパであり、ブロック状の鉛と、鉛の周面を全成に亘って包囲する管状の拘束管と、拘束管の軸方向の両端に配置されて鉛を両端面から挟み込み、各端面に固定される2枚の固定プレートとから構成され、一方の固定プレートは拘束管に一体化すると同時に、前記のいずれか一方の部材に接続され、他方の固定プレートは拘束管から絶縁され、前記の他方の部材に接続され、両部材間の相対変位時の両固定プレート間の相対回転変形時に鉛が軸回りに捩りモーメントを受けてせん断応力を負担し、エネルギーを吸収するものであることを特徴とする鉛ダンパ。
IPC (2件):
E04H 9/02 301 ,  F16F 15/02

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