特許
J-GLOBAL ID:200903002697459934

FM多重放送受信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-240978
公開番号(公開出願番号):特開平8-107368
出願日: 1994年10月05日
公開日(公表日): 1996年04月23日
要約:
【要約】【目的】この発明は、交通情報や気象情報等の多重データを効果的に受信し、データグループが効率的に構築できるようにした、特に自動車等の車両に搭載されるFM多重放送受信装置を提供することを目的とする。【構成】FM受信機においてはFM帯域をサーチして受信可能な多重局リストを備えているもので、その各多重局のネットワークも判別されている。受信強度の劣化により次の受信局を選択するに際して、ステップ201 で現受信局の所属県を識別し、ステップ202 で切り換えられる放送局が現受信局と同一ネットワークであるか否かを判定し、さらにステップ203 でこの切り換えられる放送局が同一県に属するか否かを判定し、同一ネットワークで且つ同一県と判定されたときに、ステップ204 で選局動作が行われる。この場合、多重データを記憶するメモリの記憶は継続保存し、構築されたデータグループがそのまま継続使用される。
請求項(抜粋):
FM受信信号に基づいてその受信強度を判別し、受信状態の劣化の検出に伴い最適な次の受信すべき局を選定して切り換える機能を有するFM多重受信手段と、受信されたFM信号に多重された多重データを復号しこれを記憶する、前記FM多重受信手段に含まれて設定されるデータ記憶手段と、受信周波数をサーチすることにより受信可能なFM多重送信局リストを作成する多重局リスト形成手段と、前記FM多重受信手段で現在受信されている受信局からの信号に含まれる多重データに基づいて、現在受信している受信局の所属エリアを判別するエリア識別手段と、前記FM受信手段で切り換え選択されるべき前記次の受信局が前記エリア識別手段で識別された所属エリアに属するか否かを判別する第1の判別手段と、前記FM受信手段で切り換え選択されるべき前記次の受信局が同一ネットワークに属するか否かを判別する第2の判別手段と、前記第1および第2の判別手段で前記次の受信局が同一所属エリアに属し、且つ同一ネットワークに属すると判別された状態で、前記FM多重受信手段での送信局切り換えに際して、前記記憶手段に記憶された多重データの消去を禁止する記憶データ保持手段とを具備し、同一所属エリアで且つ同一ネットワークの受信局を切り換え選択するに際して、前記記憶手段に記憶された多重データの再構築が必要とされないようにしたことを特徴とするFM多重放送受信装置。
IPC (3件):
H04B 1/16 ,  H03J 5/00 ,  H03J 7/18

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