特許
J-GLOBAL ID:200903002707543599
血中成分濃度の無血測定方法及び装置
発明者:
,
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
磯野 道造
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-247633
公開番号(公開出願番号):特開平11-128209
出願日: 1998年09月01日
公開日(公表日): 1999年05月18日
要約:
【要約】【課題】 血中成分濃度の無血測定方法及び装置の提供を課題とするものである。【解決手段】 光源として800 〜1850nmの近赤外線領域の特定光を発光する多色光源を用いる。前記光は患部で逆散乱されるか、あるいは患部を透過する。血液の含有された組織及び血管で逆散乱された光は血中成分の濃度に関する情報を有している。皮膚表面における表面反射を回避するとともに、逆散乱背景の変化に係わった影響を最小化するために光が適宜受光される。血中成分の濃度は提案されたアルゴリズムにより選択された波長に基づいて分光学的な分析により計算される。マイクロプロセッサーがマイクロプロセッサーのメモリに記憶された測定曲線を参考して所定割合を計算した後に血中成分の濃度を決め、該濃度値をディスプレーに表示する。本発明に係る血中成分濃度の無血測定方法及び装置は、臨床目的や家庭内のテスト用として利用できる。
請求項(抜粋):
(a )光源、マイクロプロセッサー、複数の光検出器、複数の前置増幅器、複数のアナログ/デジタル変換器及びディスプレーへ電源を供給する段階と、(b )前記光源を用い、スペクトル領域800 〜1850nmの近赤外線を発光する段階と、(c )前記近赤外線を反射器及び集光レンズを用い集束した後に、被検査対象の皮膚に照射する段階と、(d )血液含有組織及び血管において逆散乱されたり、前記血液含有組織及び血管を透過する血中成分の濃度に関する情報を有している近赤外線を複数の指向部を用い受光した後に、複数のスペクトル選択部へ誘導する段階と、(e )前記複数のスペクトル選択部において前記近赤外線から3 本以上の波長の光を選択して出力する段階と、(f )前記スペクトル選択部で出力される3 本以上の波長の光を前記複数の光検出器を用いそれぞれアナログ電気信号に変換する段階と、(g )前記アナログ電気信号を前記複数の前置増幅器を用いそれぞれ増幅する段階と、(h )前記増幅されたアナログ電気信号を前記複数のアナログ/デジタル変換器を用いそれぞれデジタル信号に変換した後に、前記マイクロプロセッサーへ送る段階と、(i )数1で表現される比率Dを計算した後に、これをメモリに記憶された測定曲線と比較し、血中成分の濃度を計算する段階と、【数1】(j )前記マイクロプロセッサーにおいて計算された前記血中成分の濃度をディスプレーに表示する段階とを含み、上記でi=1、2 、3 、...、n とし、そしてJi 、Ji0をそれぞれ第iの波長に対応する逆散乱光または透過光及び入射光の強度とするとき、Ti = Ji /Ji0であることを特徴とする血糖、コレステロール、アルブミン等血中成分の濃度及びアルコールや薬物等血中分析サンプル濃度の無血測定方法。
引用特許:
前のページに戻る