特許
J-GLOBAL ID:200903002729652120

手術用フック鋏

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-283168
公開番号(公開出願番号):特開平6-054861
出願日: 1992年10月21日
公開日(公表日): 1994年03月01日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 ブレード間に単一の移動接触点のみを提供する構造の腹腔鏡下手術用器具のフック鋏を提供すること。【構成】 フック鋏端部作用手段40は、第1及び第2のブレード部材90、92を備え、その少なくとも一方が腹腔鏡下手術用器具10に枢動可能に係合する。ブレード部材の末端に直線状ブレード部材を備え各フック要素209、211は、他方のブレード部材に向けて伸長し、第1及び第2のブレード部材が閉じるとき、対向する第1及び第2のフック部材間に狭小な凹所219が形成される。ブレード部材の隣接部分は、連続的な軸受接触状態で徐々に接近し、切断動作を作用させる。フック要素が切断すべき目的物を保持するフックを提供する一方、ブレード部材の末端部分205、207は、切断動作が鋏の末端部分に達するまで相互に接触しない。
請求項(抜粋):
トロカール管内に挿入するのに適した手術用フック鋏であって、縦軸線を有する外管と、第1及び第2の端部作用手段鋏ブレード手段と、前記外管に結合され且つ該外管に直交する枢着手段と、前記外管を通って伸長し且つ少なくとも前記第1の端部作用手段鋏ブレード手段に結合された作動手段とを備えるフック鋏にして、a)前記第1及び第2の端部作用手段鋏ブレード手段が、相互に横方向にオフセットされ、前記第1及び第2の端部作用手段鋏ブレード手段が、それぞれの基端及び末端を有するそれぞれの第1及び第2の内側切刃を備えるそれぞれの第1及び第2の細長い直線状ブレード部材を備え、前記第1のブレード部材が、該第1のブレード部材の基端部分に貫通穴を有し、前記枢動手段に枢動可能に係合し、前記枢動可能に係合する第1のブレード部材が閉塞位置に向けて枢動するとき、前記第1の直線状の細長い直線状ブレード部材の前記内側切刃が、前記内側切刃の前記末端寄りの箇所から開始する軸受接触状態にて前記第2の細長い直線状ブレード部材の前記内側切刃に係合して、切断動作を付与するようにし、b)前記第1のブレード部材の末端部分にて、前記第1のブレード部材と一体の第1のフック要素を備え、前記第1のフック要素が、前記第1のブレード部材の前記第1の切刃に対して横方向にオフセットされ且つ該第1の切刃から凹状に形成され、前記第1のブレード部材から前記第2のブレード部材に向けて伸長して離れ、c)前記第2のブレード部材の末端にて、前記第2のブレード部材と一体の第2のフック要素を備え、前記第2のフック要素が、前記第2のブレード部材の前記第2の切刃に対して横方向にオフセットされ且つ該第2の切刃から凹状に形成され、前記第2のブレード部材から前記第1のブレード部材に向けて伸長して離れ、前記第1及び第2のブレード部材が閉じたとき、前記第1及び第2のフック部材の間に狭小な凹所が形成されるようにしたことを特徴とする手術用フック鋏。

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