特許
J-GLOBAL ID:200903002735963781

アナターゼ型二酸化チタンの製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-351361
公開番号(公開出願番号):特開平9-188518
出願日: 1996年12月27日
公開日(公表日): 1997年07月22日
要約:
【要約】【課題】 従来のアナターゼ型二酸化チタンに較べて平均結晶径が大きいアナターゼ型二酸化チタンを製造し、提供する。【解決手段】 硫酸チタンの水溶液を非ルチル化性核から成る核懸濁液の存在下で加熱して硫酸チタン水溶液から含水酸化チタンを沈澱させ、この核懸濁液はアルミニウムイオンの実質的不存在下で調製されたものであり、次いで含水酸化チタン沈澱物をこの水溶液から分離し、この含水酸化チタンを少なくとも1種のカリウム化合物、少なくとも1種のリン化合物、少なくとも1種のアルミニウム化合物の存在下で少なくとも1,000°Cに加熱してか焼工程を行うことでアナターゼ型二酸化チタンを製造する。
請求項(抜粋):
硫酸チタンの水溶液を非ルチル化性核から成る核懸濁液の存在下で加熱して硫酸チタン水溶液から含水酸化チタンを沈澱させ、この核懸濁液はアルミニウムイオンの実質的不存在下で調製されたものであり、次いで含水酸化チタン沈澱物をこの水溶液から分離し、この含水酸化チタンを少なくとも1種のカリウム化合物、少なくとも1種のリン化合物、少なくとも1種のアルミニウム化合物の存在下でか焼工程を行うことから成り、カリウム化合物はTiO2 基準で酸化カリウム0.1〜0.7重量%(K2 O換算)相当量存在し、リン化合物はTiO2 基準で酸化リン0.2〜1.0重量%(P2 O5 換算)相当量存在し、アルミニウム化合物はTiO2 基準でアルミナ0.1〜0.5重量%(Al2 O3 換算)相当量存在し、か焼工程で含水酸化チタンは少なくとも1,000°Cの温度に加熱することでアナターゼ型二酸化チタンに転換することとから成るアナターゼ型二酸化チタンの製法。

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