特許
J-GLOBAL ID:200903002754920309

触媒及びその製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝倉 勝三
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-516898
公開番号(公開出願番号):特表2000-503594
出願日: 1997年10月03日
公開日(公表日): 2000年03月28日
要約:
【要約】通常目的の化学反応に関して触媒的に不活性である粒子コアを流動床コーティング装置において被覆することによって触媒粒子を調製する。このコーティング技術は、コロイド分散状又は好ましくはコロイド粒子と混合された非常に細かい非コロイド粒子状でコーティング材料を含有する少量のアトマイズ化スラリーを繰返し塗布、乾燥させるものである。これにより、層を増大させて、高度に均一な厚さを有し、コアの表面上に形成され、多孔性コアに侵入していない目的の薄いシェルを形成する。コーティングされた粒子を所望の触媒型に変化させる各種の方法が開示されている。
請求項(抜粋):
1 コア材料でなるコア粒子及び触媒的に活性なシェルを生成するために採用された材料でなる前記コア粒子の表面上に析出された薄いシェルからなる触媒粒子を生成する方法において、(a)粒径5ミクロン〜20mmを有する前記コア材料の粒子を用意し、(b)前記シェル材料の微細粒子の懸濁液であって、前記微細粒子が粒径2ミリミクロン〜100ミクロンを有し、触媒活性を有する物質及び触媒活性を生ずるための処理に供される物質でなる群から選ばれるものである懸濁液を用意し、及び(c)前記コア材料の前記粒子を、流動床コーティング法において、前記懸濁液のアトマイズ化噴霧に供して、前記コア材料の前記粒子を前記微細粒子で被覆し、均一な厚さの薄いシェルを形成させることを特徴とする、触媒粒子の製法。2 前記微細な粒子が、触媒活性を生ずるための処理に供される物質でなるものであり、さらに、微細粒子の前記薄いシェルを処理して前記活性を生ずる工程を包含する、請求項1記載の製法。3 前記懸濁液中の前記微細粒子がコロイド粒子である、請求項1記載の製法。4 前記コロイド粒子が粒径2ミリミクロン〜100ミリミクロンを有するものである、請求項3記載の製法。5 前記懸濁液中の前記微細粒子が、さらに、10ミクロン以下の粒径を有する微細な非コロイド粒子を含有してなる、請求項3記載の製法。6 前記懸濁液中の前記微細粒子が、さらに、100ミクロン以下の粒径を有する微細な非コロイド粒子を含有してなる、請求項3記載の製法。7 前記懸濁液中の前記微細粒子が、100ミクロン以下の粒径を有する微細な非コロイド粒子である、請求項1記載の製法。8 前記処理工程が塩素化によって酸触媒活性を生ずるものである、請求項2記載の製法。9 前記処理工程が前記薄膜上に金属前駆体を析出させるものである、請求項2記載の製法。10 前記金属前駆体が、銅、モリブデン、マンガン、レニウム及び周期律表第VIII族金属でなる群から選ばれる金属を含有するものである、請求項9記載の製法。11 前記シェル材料が遷移アルミナの前駆体である、請求項1記載の製法。12 前記遷移アルミナ前駆体がベーマイト又はプソイドベーマイトである、請求項11記載の製法。13 前記コア材料が非触媒性である、請求項1〜12のいずれか1項記載の製法。14 前記コア材料がα-アルミナである、請求項1〜12のいずれか1項記載の製法。15 前記コア材料が多孔性である、請求項1〜12のいずれか1項記載の製法。16 前記コア材料が非多孔性である、請求項1〜12のいずれか1項記載の製法。17 前記コア材料が、α-アルミナ、遷移アルミナ、シリカ、ゼオライト、ジルコンア、チタニア、クレーミネラル、炭化ケイ素及びこれらの混合物でなる群から選ばれるものである、請求項1〜12のいずれか1項記載の製法。18 前記処理工程が前記シェルを酸性化する工程でなる、請求項2記載の製法。19 前記酸性化工程が、ハロゲン化及び硫酸化でなる群から選ばれるものである、請求項18記載の製法。20 前記処理工程が、還元、酸化及びスルフィッド化及びこれらの組合せでなる群から選ばれるものである、請求項2記載の製法。21 前記コア材料がα-アルミナであり、前記シェル材料が粉砕した遷移アルミナであり、前記懸濁液が、前記遷移アルミナを酢酸と共にボール粉砕して、これによりゾル結合剤を形成させることによって調製されたものである、請求項1記載の製法。22 前記流動床コーティング法の工程(c)が、前記粒子に前記アトマイズ化噴霧を繰返しスプレーし、前記繰返し行われるスプレーの間に、スプレーされた粒子を乾燥させ、これによって、一連の部分的なコーティングを前記粒子に塗布して均一な厚さの前記薄いシェルを形成させる工程からなるものである、請求項1記載の製法。23 コア材料のコア粒子及び請求項1又は22記載の方法によって形成された前記コア粒子の表面上に析出された均一な厚さの触媒生成物質の薄いシェルでなる、触媒粒子。24 非触媒性のコア材料及び請求項2〜12のいずれか1項記載の方法によって形成された前記コア粒子の表面上に析出された均一な厚さの触媒生成物質の薄いシェルでなる、触媒粒子。25 前記アトマイズ化噴霧を、上方に移動する流動化粒子と並流的に上方に向かわせる、請求項22記載の製法。
IPC (2件):
B01J 37/00 ,  B01J 2/00
FI (2件):
B01J 37/00 F ,  B01J 2/00 B
引用特許:
審査官引用 (11件)
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