特許
J-GLOBAL ID:200903002772908650

ボイラ燃料投入量の決定方法、ボイラ燃料制御装置及びプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 亀谷 美明 ,  金本 哲男 ,  萩原 康司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-177314
公開番号(公開出願番号):特開2008-008522
出願日: 2006年06月27日
公開日(公表日): 2008年01月17日
要約:
【課題】石炭等の単位熱量変動がある燃料の単位熱量の差異、及び、混焼率の変化に伴うボイラ熱効率の差異に対応して、ボイラへの燃料投入量を適切に補正できるボイラ燃料投入量の決定方法を提供すること。【解決手段】複数種燃料混合燃焼ボイラで、単位熱量変動がありその単位熱量qaが連続的に測定されない第1燃料と、単位熱量qbが既知の第2燃料とを少なくとも1種類以上ずつ含む混合燃料を燃焼させる場合において、フィードバック制御後の値を補正するための燃料補正係数ΣKを、3要素(第1、2、3補正係数Ka、Kb、Kc)に細分化することで、混焼率Fpの変更期間中(燃料切替時)に、第1燃料の単位熱量qaの差異に応じて燃料投入量を補正できるとともに、混焼率Fpの変化に伴うボイラ熱効率の差異に応じて燃料投入量を補正できる。【選択図】図11
請求項(抜粋):
単位熱量変動があり、かつ、当該単位熱量が連続的に測定されない第1燃料と、単位熱量が既知の第2燃料とを少なくとも含む複数種類の燃料を混合燃焼させたときの燃焼熱により蒸気を発生するボイラにおいて、入力要求負荷量に応じて前記ボイラへの燃料投入量を求め、当該求めた燃料投入量に応じて前記ボイラに前記複数種類の燃料をそれぞれ供給しつつ、前記ボイラで発生した蒸気圧力を測定し、当該測定蒸気圧力と設定蒸気圧力とに基づきフィードバック補正量を求め、当該フィードバック補正量に基づき前記ボイラへの燃料投入量を補正する、ボイラ燃料投入量の決定方法であって、 前記ボイラ要求負荷量および前記複数種類の燃料の混焼率が不変の安定期間では、 前記フィードバック補正後の値と前記フィードバック補正前の値との比又は差の値を逐次更新しつつ記憶し、当該記憶した複数の値から求めた第1燃料補正係数に基づいて、前記フィードバック補正後または補正前の値を補正し、 前記ボイラ要求負荷量または前記複数種類の燃料の混焼率の少なくともいずれかが変更される非安定期間では、 前記ボイラに設けられた熱交換器の劣化に伴う前記ボイラの熱効率低下を補正するための第1補正係数と、前記第1燃料の単位熱量の実単位熱量との差異を補正するための第2補正係数と、前記混焼率による前記ボイラの熱効率の差異を補正するための第3補正係数との積である第2燃料補正係数に基づいて、前記フィードバック補正後または補正前の値を補正し、 前記第3補正係数は、前記混焼率に基づき、予め設定された関係式に従い算出され、 前記第2補正係数については、前回の混焼率の変更時における当該変更前後の前記第1燃料の流量と、当該変更前後の前記第1燃料以外の燃料の流量及び単位熱量と、当該変更前後に算出された前記第3補正係数とに基づいて、前記第1燃料の単位熱量を算出することで、当該第1燃料の単位熱量と、前記前回の混焼率の変更後の混焼率とに基づいて、前記第2補正係数が算出され、 前記第1補正係数は、前記算出された第3補正係数と、前記算出された第2補正係数と、前記前回の混焼率の変更後の第1燃料補正係数とに基づいて算出されることを特徴とする、ボイラ燃料投入量の決定方法。
IPC (4件):
F22B 35/00 ,  F23N 5/00 ,  F23N 1/00 ,  F23C 1/12
FI (5件):
F22B35/00 J ,  F23N5/00 F ,  F23N1/00 115Z ,  F23C1/12 ,  F23N1/00 113Z
Fターム (21件):
3K003EA07 ,  3K003FB05 ,  3K003GA03 ,  3K003GA06 ,  3K068FA02 ,  3K068FC06 ,  3K068FD05 ,  3K068FD10 ,  3K068HA02 ,  3K091AA20 ,  3K091BB02 ,  3K091BB25 ,  3K091CC06 ,  3K091CC13 ,  3K091CC23 ,  3K091DD02 ,  3L021AA05 ,  3L021CA06 ,  3L021DA04 ,  3L021EA04 ,  3L021FA12
引用特許:
出願人引用 (2件)

前のページに戻る