特許
J-GLOBAL ID:200903002773694603

中空糸モジュールの検査装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 茂明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-085675
公開番号(公開出願番号):特開平6-273126
出願日: 1993年03月19日
公開日(公表日): 1994年09月30日
要約:
【要約】【目的】 中空糸モジュールにおける容器と樹脂剤層間の剥離による不良をばらつきなく高い精度で検出することを目的とする。【構成】 容器Aと樹脂剤層C1 間の界面Kの微小領域に、光照射装置2によりスリット状の光Hを照射し、前記微小領域における剥離部で反射した反射光を光量測定装置3で測定し、この測定結果に基づいて剥離信号形成部4で剥離面積に応じた剥離信号を形成し、判別装置5において複数の微小領域に関する剥離信号に基づいて中空糸モジュールが良品であるか不良品であるかを判定する。【効果】 容器と樹脂剤層間に生じている剥離の状態を光学的手段により定量的に検出することができるから、剥離による不良を自動的にかつばらつきなく確実に検出することができる。
請求項(抜粋):
端面開放の略筒状の透明容器内に端面開放の複数の中空糸の糸束が配設されるとともに前記容器の端部においてこの容器の内周面および前記糸束を構成する各中空糸の外周面に密着する樹脂剤層を有する中空糸モジュールの検査装置であって、前記中空糸モジュールを支持する支持手段と、前記容器と樹脂剤層の界面における周方向に細分化された領域に光を照射する光照射手段と、前記光照射手段によって光を照射する領域を、前記容器の周方向に移動させる移動手段と、前記領域で反射した反射光でかつ前記光照射手段により照射された光の反射光の光量を測定する光量測定手段と、前記測光量に基づいて、前記領域全体もしくはこの領域の特定部における前記容器と樹脂剤層間の剥離状態に対応する剥離信号を形成する剥離信号形成手段と、連続する複数の領域の前記剥離信号と、予め設定された設定値とを比較して剥離の程度を判別する判別手段と、を備えることを特徴とする中空糸モジュールの検査装置。

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