特許
J-GLOBAL ID:200903002925241693

新規プロリダーゼとその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-151510
公開番号(公開出願番号):特開平9-000249
出願日: 1995年06月19日
公開日(公表日): 1997年01月07日
要約:
【要約】【構成】 広く自然界より分離したキサントモナス・マルトフィリアを培養して得られる新規プロリダーゼ及び該酵素の製造方法。【効果】 本発明により得られる新規プロリダーゼは従来報告されていない、キサントモナス属細菌から効率よく得られ、細菌由来の既知のプロリダーゼにはないGly-Proの分解活性を有する。そのため、この酵素は醤油中の残存ペプチドを分解できる等、その用途は広い。
請求項(抜粋):
キサントモナス・マルトフィリア由来の下記の性質を有するプロリダーゼ。1)作用pH6.0〜8.5の間においてカルボキシル基側にプロリンを持つジペプチドに特異的に働き、ペプチド結合を加水分解してアミノ酸を遊離せしめる。2)基質特異性Mn++存在下で、L-X-Proに対して加水分解能を示す。尚、Xは任意のアミノ酸を表す。3)至適pH基質としてL-Leu-Proを用い、かつバッファーとして20mMトリス-塩酸バッファーを用いた時の至適pHは約7〜8である。4)安定pH範囲pH6.0〜8.5の範囲で安定である。5)作用至適温度基質としてL-Leu-Proを用いた時の至適温度は約30〜40°Cである。6)阻害剤PCMB,Z-L-Pro,O-Phenanthroline、Phenylacetyl-proline及びPhenylacetyl-thioprolineで活性が阻害される。また、Cu++、Zn++ 及びHg++で活性が阻害される。7)活性化剤Mn++,Fe+++により活性化される。8)分子量ゲル濾過法で測定すると約90、000〜110、000である。SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法で測定すると約48、000〜55、000である。
IPC (2件):
C12N 9/14 ,  C12R 1:64
引用特許:
審査官引用 (3件)

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