特許
J-GLOBAL ID:200903002930907020

レーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-155194
公開番号(公開出願番号):特開2003-344527
出願日: 2002年05月29日
公開日(公表日): 2003年12月03日
要約:
【要約】【課題】 低S/N環境または高速移動目標検出を実現できるレーダ装置を得るため、スキャン間相関または目標移動を考慮したインコヒーレント積分が提案されているが、スキャン間相関では、処理終了後の検出確率の低下が、インコヒーレント積分では積分路総当たりにより誤警報が増大していた。【解決手段】 1ヒット分の受信信号を用い、スキャン間相関により目標信号を検出する。スキャン間相関処理を終了すると、検出確率が低下するが、インコヒーレント積分によりNヒット分の受信信号を積分することで検出確率の低下を回避する。但し、従来のインコヒーレント積分処理とは異なり、積分路を総当たりではなく、スキャン間相関時に算出される検出目標の運動諸元を利用し、積分路を算出する。目標の運動諸元により積分路を絞り込むことにより、インコヒーレント積分時に問題となる誤警報を抑圧する。
請求項(抜粋):
送信パルスを出力する送信機と、送受信を切換える送受切換器と、上記送受切換器を介し入力される上記送信パルスを空中に送信し、反射物から反射パルスを受信するアンテナと、上記反射パルスを上記送受切換器を介し入力してビデオ信号に周波数変換し、A/D変換によりレンジビン毎にデジタル信号に変換する受信信号を出力する受信機と、予め定められた時間間隔でレーダ受信信号を周波数成分毎の複数のセルに分解して出力するコヒーレント積分器と、上記コヒーレント積分器より出力されるセルについて振幅検波又は二検波を行う検波器と、上記検波器の閾値を制御する閾値制御器と、上記検波器の出力を入力し、スキャン毎の動きから目標信号を検出するスキャン間相関器と、上記スキャン間相関器によって出力される検出目標の位置、速度などの運動諸元を入力し、上記スキャン間相関器により目標検出を判定して上記検波器の出力を蓄えておくメモリと、上記スキャン間相関器により算出される運動諸元により、初期セルを選択し、目標の移動速度の設定を行ない、設定した移動速度と時間間隔から検出目標が存在すると予想されるセルを選択することで積分路を決定し、積分処理するインコヒーレント積分器と、閾値処理による信号検出を行う信号検出器とを備えたことを特徴とするレーダ装置。
IPC (2件):
G01S 7/292 ,  G01S 13/66
FI (2件):
G01S 7/292 A ,  G01S 13/66
Fターム (9件):
5J070AB01 ,  5J070AC02 ,  5J070AH02 ,  5J070AH04 ,  5J070AH14 ,  5J070AH19 ,  5J070AK22 ,  5J070BB06 ,  5J070BB16

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